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「テイラー・スウィフトは良いロールモデルではない」ニューズウィークに「性差別的」と批判噴出


テイラー・スウィフト(ロイター)

歌姫テイラー・スウィフトは、今やエンターテイメント界にとどまらず、経済や大統領選の行方さえも左右するほどの影響力を持ち、世界中のファンを魅了する一介の歌手の域を遙かに超えた存在になっています。

昨年12月にタイム誌の「今年の人」に選出されたスウィフトは、今年2月にはグラミー賞で史上最多となる4度目の年間最優秀アルバム賞を受賞。その翌日には日本に飛んで来日公演を行い、終了するととんぼ返りでアメリカに引き返して米プロフットボールリーグ(NFL)カンザスシティ・チーフスに所属する恋人トラビス・ケルシーが出場する王者決定戦スーパーボウルを観戦。日本からアメリカに移動するプライベートジェット機を世界中のファンやメディアが追跡する騒ぎとなったのは記憶に新しいところです。

昨年行った北米ツアーは社会的現象となり、開催地にはファンたちが押し寄せてホテルが満室となり、食事や買い物、交通移動などで莫大なお金を落としていったことも話題になりました。ツアーの興行収入は10億ドル超えといわれていますが、間接的な支出も含めると1000億ドルもの経済効果があったとされ、「スウィフトノクス」という新たな造語も生まれています。

プライベートでは、ケルシーとの交際がメディアをにぎわせて以降、チーフスの試合のチケット価格が急騰し、グッズも爆売れ。スウィフトが試合を観戦する姿が中継画面に何度も映し出されるなど、NFLをも巻き込む狂騒曲は大きな話題となりました。

そんなスウィフトは多くの若者にとって憧れの存在であり、ロールモデルにしている子どももたくさんいます。そんな中、ニューズウィークがこのほど「テイラー・スウィフトは良いロールモデルではない」と題したコラムを掲載して物議を醸しています。

コラムの著者ギリオン氏は、スウィフティーズと呼ばれるファンはスウィフトが宣伝する商品は何でも購入し、素晴らしい歌手として優れた曲を書き、寄付によって人々を助け、ツアーで訪問した都市では無料で食料を配給するフードバンクに寄付をし、自身のために働く多くの人々に多額のボーナスを支給していることなどを列挙し、それは尊敬に値する「ロールモデル」だと言及。

一方で、スウィフトの影響が他の分野においてはどうなのか考える必要があるとし、「34歳で、未婚で、子どもがいない」ことはアメリカやその他の国々の若い女性にとって良いロールモデルとなっているのか自問自答しています。

加えて長年メディアの格好のネタとなってきた恋愛生活についても触れ、歌手ハリー・スタイルズやジョー・ジョナスら多くの著名人と浮名を流してきたスウィフトは、「少なくとも12人の有名人とデートしてきた。この交際関係の回転ドアは、現代社会における若い女性の普通の恋愛経験を反映しているのかもしれないが、安定性、コミットメント、さらに愛そのものについても疑問を感じる」「これを読んでいる愛情深い親は、自分の娘がわずか数年の間に12人の男性とデートすることを望むでしょうか」とつづり、恋多き歌姫の恋愛についても「若い女の子たちに推奨すべきなのだろうか?」と問いかけています。

これらはスウィフトへの「攻撃」ではなく、問う価値のある正当な質問であるとつづっていますが、一連の発言には「性差別的」だとの批判が噴出。元女子プロテニス選手のマルチナ・ナブラチロワは、「女性軽視のとんでもないたわごと」「この男は恥を知るべき」とX(旧ツイッター)で非難。スウィフトは自身をロールモデルだと称したことはないと擁護しています。また、他にも「中世的な基準による女性軽視」「時代に逆行」「スウィフトが結婚して子どもがいたら、家族を家に残して自分勝手にツアーに出ていると非難されたに違いない」などの声も上がっています。

2023年の出生数はこの40年余りで最低水準となるなど、アメリカでも日本ほどではないものの少子化傾向が続いていますが、スウィフトのプライベートとこの問題は無関係。まして交際歴や独身であるか否かは、スウィフトの功績や人間性とはまったく関係のないもので、「未婚で子どもなしの男性セレブが非難されないのは不平等」だとの声も寄せられています。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)

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