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“お昼の声”35周年突入…75歳高田文夫「ラジオビバリー昼ズ」面白、おかしく、現在進行形


35年も続く長者番組「ビバリー昼ズ」のスタジオで迎えてくれた高田文夫先生。12年前に大病を患ってからは、無理せずに仕事をしていると言う。顔の色艶も良く、次から次へとおもしろい言葉が出てくる。笑いっぱなしの1時間。高田文夫ワールドさくれつのインタビューをご堪能下さい(撮影・たえ見朱実)

放送作家高田文夫氏(75)がパーソナリティーを務める、ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(月~金曜午前11時30分)が、4月に35周年に突入した。今月28日には「ニッポン放送開局70周年記念 高田文夫のラジオビバリー昼ズ リスナー感謝祭~そんなこんなで35周年~」(東京国際フォーラム)を開催。1冊まるごと高田文夫の「月刊Takada 笑芸学部」(飛鳥新社)も絶賛発売中だ。今なお現役の“高田センセー”に迫った。【小谷野俊哉】

★81年元旦たけしと電撃「オールナイトニッポン」

ニッポン放送の“お昼の声”として定着して35年。同局との付き合いは、さらに10年さかのぼる。

「ニッポン放送が70周年なんだけど、そのうち半分の35年やってると。で、その前は(ビート)たけしさんと『オールナイトニッポン』を10年やってるから45年なんだよ。ビバリーで35年、その前に10年。それを考えるとね、ひとえに私が偉いってこと。答えは簡単(笑い)」

1981年(昭56)1月1日に、「元旦や モチで押し出す 2年グソ」で始まった「ビートたけしのオールナイトニッポン」。飛ぶ鳥を落とす勢いの、ビートたけしの相方を務めた。

「でも、始まるぞっていう前あおりがなくて、そーっと始まったんだよ。それで、始まったら大ブーム。1回目の本番中に、大変なことが起きてるぞって夜中に騒ぎになったの」

「ラジオビバリー昼ズ」は、89年4月10日に放送が始まった。

「そこから35年っていうことですよ。ニッポン放送には尽くしてます(笑い)。生放送だったから、35年もった。録音だったら、俺はもたないよ。変なこと言うし、録り直しても、早口で聞こえないから。もう1回言ってくれと言われたらダメ、俺は同じこと2回できない。テレビだと撮り直しがあって、本当にめんどくさい。生は終わっちゃえば、こっちの勝ち。どっちみち1位になったら逃げちゃえばいいんだからさ」

今も続くのは、お気楽、愉快な生放送だ。

「最初の頃なんて、毎日二日酔い。朝まで飲んで、そのままスタジオに入ってるから、酒くせぇ(笑い)。(前番組の)玉置宏さんがいつも心配して振るんだよ。『今日は、飲んでるんですか。誰と飲んだんでしょうか』って。それがやっぱり生放送らしくてよかったね。酔って眠って、ふと気がついたら、横に談志師匠やたけしさん、それに中村勘三郎がいる。談志師匠は人が好きだった。人と関わってしゃべって、コミュニケーション。それが大きくなるとマスコミ。要はコミュニケーションがないとさ、物事はつくれないから。その上で数が増えてマスコミになる」

★12年心肺停止で倒れ覚悟「太田、有吉、若林いれば」

2012年4月11日に、心肺停止で倒れた。意識不明で3カ月間、集中治療室で闘病。同11月5日の放送で「ビバリー昼ズ」に復帰した後は、月曜と金曜を担当しており、現在は火曜が東貴博(54)、水曜が春風亭昇太(64)、木曜が清水ミチコ(64)とナイツがパーソナリティーを務めている。

「35年やってきて一番大変だった。これで終わりかなと思ったけど、ちゃんと育てた芸人たちが、俺が倒れても普通にやってくれた。代わりを探さなくても、一本立ちした昇太や松村(邦洋)、東MAXが普通にやってくれた。よく言うんだよ『長屋と一緒』って。俺が大家で、みんながいるんだからさ。やっぱり一応、親は立てないといけないってことだよな(笑い)。ニッポン放送も偉かった。今の檜原麻希社長が編成局長の時で、ウチの女房と2人で会ってね。『大丈夫ですよ。待ってるから』って。みんなジタバタしなかった。あれが、かっこよかったね」

今なお人気を誇り、28日の「ビバリー昼ズ リスナー感謝祭」もチケットが即完売した。

「アッという間に5000人、売れちゃった。じいさん5000人が見に来るんだから、すごいよ(笑い)。すごいね、ラジオは。adiko(ラジコ)とか発明してくれて、感謝してる。時間に縛られずにradikoで、全国で聞けるんだよ。昔の人は雑音まじりでやっと聞いてたけど、今は全国に届いてる。生放送やってるとメールが入って来るんだ。北海道とかから来るからね。昔は、はがき。1週間待たないと冗談が伝わらないから、タイムラグがすごい。やっぱ、今の時代ってそれだよね。今、俺が東京の有楽町で言った冗談に、島根の人が笑って、すぐメールが来る。ラジオの人たちは、みんな確かにね、素晴らしいよ」

長年、お笑いの世界に携わってきた。今、お笑い界が大きく変わっている。

「爆笑問題の太田光なんかの活躍を見て、それをしゃべって書いてる。談志師匠からも言われてるから。『お前の基準で選べ』と。永六輔さんも『僕も年取って分からなくなったから、東京の文化、笑いは高田君に託すから』って。今、太田といろんなこと話してさ、やっぱり一番しっかりしてるよ。腕も一番あるし、あんな真面目なやついないよ。あんなにネタ作ってるアラ還(59歳)いないだろ。特に今はコンプライアンスがとか、いじっちゃいけないことがあるから」

太田のほかにも有吉弘行(50)やオードリー若林正恭(45)の名前を挙げた。

「俺は『太田と有吉と若林がいれば東京の笑いは大丈夫だ』って言ってる。この3人が座長でいる限り、大丈夫。若林なんて、相方の春日と2人で、東京ドームに5万人集めてんだよ。『オールナイトニッポン』やって15年だと。ラジオの力をすごく感じてる。ラジオだから、集まった。テレビでやったって5万人は、集まらない。テレビの客なんて金払って来ないもん、通りすがりだから。ラジオは濃いんだよな。だからイベントの時に『自分が行かなきゃ。金払って応援しなきゃ』って。それはやっぱりありがたいし、ラジオの魅力だよな」

「月刊Takada 笑学部」も発売中だ。

「すごいだろ。2カ月足らずで担当編集と実質2人で作った。これ濃厚すぎるだろ。3大対談の相手が宮藤官九郎と太田光と高田文太(長男)ってなんだよ(笑い)。みんなさ、長男を読みたいって言うからさ。日刊スポーツの相撲担当なんだけど、今は夏場所が終わってホッとしてるところ」

★25日76歳ますます盛ん「俺のすごさに気がつけよ」今月25日には76歳の誕生日を迎える。

「弱ったとか言えないだろ、客商売なんだから(笑い)。倒れたから、無理は一切しない。倒れなかったら、きっと無理をずっとしてたと思う。早々に死んでたよね。ハイライトを1日に5箱、6箱だからね。それが16歳から倒れるまで、50年くらい。毎日6箱ハイライト、死んじゃうよ。今は元気はつらつ。いっぺん、死んでるから元気なんだよ。たけしさん、松村(邦洋)、俺、3人ともいっぺん死にかけて、地獄を見て来てるから。だからもう、へっちゃらだね。怖くないんだよ。俺は、ずっと大丈夫」

まだまだ、現役。しゃべりまくりだ。

「すごいんだよ。一緒にやってたやつが、みんな死んでるんだから。景山民夫、談志師匠、中村勘九郎、古今亭右朝、森田芳光、大滝詠一…。それで、俺は一日中、面白いことを言ってんだから。みんな気がついていない。俺のすごさに気がつけよ(笑い)。活字が、雑誌とか新聞が元気がない。でも、ラジオは復活した。新聞もなんか考えろよ、頑張れ! 日刊スポーツ」

面白、おかしく、現在進行形の75歳だ。

▼「ラジオビバリー昼ズ」火曜パーソナリティーの東貴博(54)

高田先生にはラジオというものを教えてもらいました。30年前に深沢(邦之)さんとTake2を結成して、すぐに「高田文夫杯 OWARAIゴールドラッシュ」で優勝。目をかけてくださり、ビバリーの中継リポーターに起用してくれました。12年前に先生が倒れてからは、ビバリーの火曜パーソナリティーをやらせていただいています。倒れてから心臓のペースメーカーを入れていますが、大型エンジンを積んだように、ますます頭がさえて、しゃべりもすごい。今が一番ノッってるんじゃないかな。

◆高田文夫(たかだ・ふみお)

1948年(昭23)6月25日、東京都生まれ。日大芸術学部放送学科卒。放送学科塚田茂氏に弟子入り。放送作家としてフジテレビ「ひらけ!ポンキッキ」「スターどっきりマル秘報告」「夜のヒットスタジオ」「オレたちひょうきん族」「らくごin六本木」、TBS「ロッテ歌のアルバム」、テレビ東京「凸凹大学校」など。出演としてNHKで78年に「600 こちら情報部」のリポーター、フジテレビで91~96年に「北野ファンクラブ」、ニッポン放送で81年1月~90年12月「ビートたけしのオールナイットニッポン」、84年4月~86年3月「とんでもダンディー・民夫くんと文夫くん」など。血液型O。

◆「月刊Takada 笑芸学部」

「ラジオビバリー昼ズ」放送35周年を記念して飛鳥新社から発売。立川談志、立川志らら、ナイツ塙、高野ひろし、山口美奈が語る「私と高田文夫」や全著作の本人解説など、「大センセー」高田文夫を全てつめた永久保存版。

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