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「おいハンサム!!」劇場版 吉田鋼太郎演じるウザい父親がもたらす大団円


(C)映画「おいハンサム!!」製作委員会

「おいハンサム!!」(フジテレビ系)は、昭和のホームドラマをほうふつとさせるワサワサ感で、近年の深夜帯では異彩を放っている。

「きのう何食べた?」(テレビ東京系)や「作りたい女と食べたい女」(NHK)が、性的マイノリティーのせつなさや純な思いをベースに、ほっこりとした空気を醸していたのとは対照的だ。5人家族の伊藤家には、常にざわめきがある。出てくる料理が食欲をそそるところは同じだが、薄皮オムレツを筆頭に、よりシンプルに昭和レトロ感が打ち出されている。

山口雅俊監督がドラマに続いてメガホンを取った映画「おいハンサム!!」(6月21日公開)は、3姉妹(木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈)の危うい恋の行方を、うざいほど愛情深い父(吉田鋼太郎)とどこまでも冷静な母(MEGUMI)がフォローするおなじみの展開だ。

映画版らしく、舞台は目いっぱいに広げられている。次女(佐久間)の「恋愛疎開」先となる京都の和菓子店の老舗感漂う内外装。対して、三女(武田)がその毒牙にかかりそうになるイサオ(野村周平)率いるいかにも怪しいチームのバブリーな行動がコントラストとなって飽きさせない。

登場人物のキャラが、まるで出演者の個性そのままに見えてしまうところもこの作品の魅力だ。

吉田の父は、スーツ姿からステテコ腹巻きまで、舞台の衣装替えのように立ち姿を決める。パーティーでたまたま出会った知的な米国女性(アナンダ・ジェイコブズ)を当たり前のようにエスコートする「ハンサム」ぶりにも不思議な説得力がある。

ネガティブ思考の木南、男性心理に鈍感な佐久間、何事にも動じないMEGUMI母も、当意即妙な言動が、まるで地で演じているように自然に見える。

他の4人の瞬発力とはひと味違う武田は、持ち前のおっとりとした雰囲気が、そのまま三女役に生きている。ワルになりきって好演の野村を、するっとかわしてしまいそうな鈍感力にリアリティーがある。

父の取引先の社員、浜野謙太と太田莉菜の何とも言えないコンビぶりはいいアクセントになっている。

ゆるふわエピソードが積み重なった末の大団円は、何とも気持ちいい。【相原斎】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「映画な生活」)

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