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円広志、美学貫いたキダ・タローさんに感服 晩年の床でも“アソコ”隠す


恩人のキダ・タローさんの思い出を語る円広志(撮影・村上久美子)

14日に93歳で亡くなった「浪花のモーツァルト」こと、作曲家キダ・タローさんを恩人と慕うシンガー・ソングライター円広志(70)が16日、大阪市内で取材に応じ、キダさんの近況、人柄を明かした。

キダさんは2月まで作曲活動をしており、6月29日に大阪府内で円が開くコンサートへ出演を呼びかけると快諾し、出演予定だった。キダさんは「転んで入院」するなどしたものの、3月29日に「最高顧問」として出演していたABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」の収録に参加。その後、体調を崩して入院。退院後も食欲が戻らず、回復しなかったという。

円がキダさんに直接会ったのは1年半ほど前だが、最近もDVDで動画メッセージを送り、キダさんの夫人を通してやりとりしていた。

「先生がその時、(看護してくれるスタッフに)『裸見られるのがいやや』言うから、僕もおもしろがって『体ふいてもらう時にチンチン隠しときや』言うたんです。そしたら亡くなる数日前、意識ももうろうとしながらも、股間をずっと手で隠してたらしい。なんかうれしかったですね」

円が高校時代、キダさんが関わるラジオ番組で知り合って以来、半世紀を超える付き合いゆえの呼吸を振り返り、感慨にふけった。

キダさんは潔癖性な面もあり、加えて夫人を深く愛しており「鍋なんかでも、(具材をとるのに)奥さんの箸じゃないとダメやったんですよね」。夫人にこそ頼るものの、鍋同様に、人間関係では絶妙な距離感を保つ人だったという。

「けったいな人。変わってるんちゃいますか。やっぱり(笑い)。仲のいい人もいそうでいなくて、奥さんだけでしたね」

キダさんが「最高顧問」として出演していた「探偵!ナイトスクープ」の主題歌「ハートスランプ二人ぼっち」は円の楽曲。同番組をめぐっては、今年初めにも“事件”があった。

「キダ先生が収録に血だらけできたんですよ。聞いたら『飼い犬にかまれた』言うてね。それで、ウチのマネジャーが血をふいて包帯まいて…したら、『ようできた人やな』って。当たり前! 普通ですやん!」

ひょうひょうとして、つかみどころがない-。それは、芸風だけではなかった。キダさんの夫人から「大きな声出したり、怒ったりしたことのない人」と聞いていたが、円自身も大声すら聞いたことがない。

「あんな先生みたいに生きたい、うらやましいとも思いますね。おおらかに」と言いつつ、キダさんの強いこだわりにも言及した。

「老衰という言葉が嫌や、と。自分に何かあっても『老衰やない。自然死や』と譲らなくて。線香のにおいが嫌い、大勢は嫌いというから、言い付けを守って、家族葬で送ったんです」

キダさんならではの美学を貫き、最後の顔は「やせてはったから、けっこう男前でした。20歳ぐらいの時は男前やったんやろうな。奥さんに聞いたら『そうです』って」と明かした。

晩年、キダさんはなかなか仕事を受けなかったが、それは「(ケガで)ツエをついて歩くのを見られたくなかったから」だったと言い、自身の美学を貫いたキダさんへ敬服する思いを新たにしていた。

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