「カメラを止めるな!」公開4周年記念イベントに登壇した、左から細井学、長屋和彰、秋山ゆずき、上田慎一郎監督、竹原芳子、濱津隆之、しゅはまはるみ、真魚、市原洋(撮影・村上幸将)

300万円で製作されたインディーズ映画ながら、興行収入31億円超と日本映画史に残るヒットを記録した、18年の映画「カメラを止めるな!」が公開された23日に“聖地”都内の池袋シネマ・ロサで記念舞台あいさつが行われた。この日は、カンヌ映画祭でオープニング上映された「カメ止め」をリメークしたフランス映画「キャメラを止めるな!」(英題『Final Cut』、ミシェル・アザナヴィシウス監督、7月15日公開)が上映され、両作のコラボイベントとなった。

「カメ止め」は、18年6月23日に同劇場で封切られると、19年3月7日まで258日、連続で上映された。その時以来、久々の「カメ止め」のイベント、しかも司会を務めた上田慎一郎監督は「4年前の今日が初日で、ここに立っていました。(興行の大成功など)まさか、まさかの連続がありましたけど、4年後にリメーク作の、はっぴを着て立っているとは思いませんでした」と感慨深げに語った。

その上で、俳優陣に「今回、リメークの登壇ですが?」と呼び掛けた。日暮隆之役を演じた主演の濱津隆之(40)は「こういう形で、まさか自分たちがこうやって出演していた映画が、こんな形で日本を飛び越えて、また形になって戻ってくるとは思わなかったので、うれしいです」と感激の思いを口にした。

上田監督が「みんな、もっとワイワイ、しゃべってよ。久しぶりやからね」と苦笑したように、久々に再会した“カメ止めファミリー”は照れもあったのか、序盤のトークは、やや固めだった。ただ、次第にエンジンがかかってくると、リメーク版を見た感想を語り合った。

真魚(30=日暮真央役)海外だから、かける血とか容赦なく増えている。

しゅはまはるみ(47=日暮晴美役)下ネタも、よりフレッシュ(笑い)忠実にリメークされて、どこが違うのかなと間違いさがぢみたいな感覚で見て、同じだとビックリした。

上田監督は「かなりお国柄が出ている」と語った上で、リモートで対談したミシェル・アザナヴィシウス監督から「日本文化的な作品だから、どう普遍的するか悩んだ。日本人は言いたいことを言わないって」と言われたと明かした。また「オリジナルが優れていたから出来たんだ」と言われたと笑みを浮かべた。

市原洋(36=山ノ内洋役)は、オリジナル版とフランス版の両作に同じ笹原芳子役で唯一、出演を果たした竹原芳子(62)に「アカデミー賞受賞監督の演出は、どんな感じ?」と質問した。、アザナヴィシウス監督は、12年に「アーティスト」で米アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、衣装デザイン賞、作曲賞の5部門を受賞しているが、竹原は「あんな感じ」と答え、笑った。

竹原は、俳優陣からフランスでのロケなどについて“質問攻め”に遭った。竹原は「現場は楽しかったですよ。私『ボンジュール』(こんにちは)と『メルシーボークー』(どうもありがとう)だけで通しました。大丈夫。お昼ご飯、すごく良くて前菜、メイン、デザート。みんなで食べる」などと撮影を振り返った。

秋山ゆずき(29=松本逢花役)は、真魚から「(リメーク版で自分の役は)大人びてましたね。秋山さんの役は生かされていた」と呼び掛けられると「きれいな方がやっていただき、うれしかった」とリメーク版に太鼓判を押した。

情報提供元 : 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 「カメラを止めるな!」上田慎一郎監督「もっとワイワイしゃべってよ」“ファミリー”照れに苦笑