『ONE PIECE』矢尾一樹さんの声優交代は前向きな声変わり
【フランキー役 交代のお知らせ】
現在、TVアニメ『ONE PIECE』にて、フランキー役で出演していただいている矢尾一樹さんが、麦わらの一味を卒業する運びとなりました。
長きにわたって話し合いを重ねた結果、このたびの決定となりました。…
—ONE PIECE スタッフ【公式】/ Official (@Eiichiro_Staff) December 8, 2024
『ONE PIECE』公式アカウントによると、フランキー役・矢尾一樹さんは12月の「ジャンプフェスタ2025」スーパーステージRED内で卒業。イベント中には後任声優の発表と、矢尾さんの卒業セレモニーが行われる予定です。
悲しい別れが来てしまった
四半世紀近く共に人生を歩んで
きたヤツとの別れが…
幽体離脱とでも云うのか、俺の
理想としてるフランキーとの
間に溝が出来てしまった…ので
俺が一旦サニー号を降りる事に
した。悔しい!哀しい!!
マジでゴメン🕴️で
ス〜パ〜な後釜を用意した!
12/22のJFを楽しみに♬—矢尾一樹 (@yaochan_defu) December 8, 2024
矢尾さん自身も「共に歩んできたフランキーとの間に溝が出来た」と心境を明かし、悔しさと哀しみを語りつつも、新しいフランキーへのバトンパスを前向きに捉える姿勢を示しました。
フランキー交代の理由ではないけど、ワンピースもコナンも"声優さんの高齢化"が顕著な問題ではあるから、「後任を決めていついつに声優を交代します」っていうのは寂しくはあるけど、"前向きな声変わり"として良いことだと思う。
少なくとも不祥事を起こしたからとか急逝されたとかよりよっぽどいい…—みすぼ🫧 (@shabby_pirate) December 8, 2024
SNS上では、この交代を「前向きな声変わり」として評価する声が目立ちます。
長寿アニメでは声優陣の高齢化は避けられない問題であり、これまで「死去」や「不祥事」、あるいは急な体調不良など、やむを得ない理由で交代することが多くありました。その場合、ファンはショックと混乱を余儀なくされます。
しかし、今回のように十分な準備期間を置き、イベントで後任発表やセレモニーまで行うことで、ファンは「前向き」に受け止めることが可能に。「急逝」「不祥事」などのマイナス要因がないため、「今までありがとう」「お疲れさま」と感謝を伝える余裕があります。
声優交代はファンにとって寂しい出来事ではありますが、「生前・現役のうちに後任を選ぶ」「イベントでお披露目する」という方法は、作品やキャラクターを永く愛してもらう上で有効な手段といえるでしょう。
SNSの反応
今回の件を“前向きな声変わり”と語るポストは28万いいね&7.3万リポストを獲得!(12月10日現在)
本ポストを中心にオタクからは様々な意見が寄せられています。
ドラえもんがまさにそれを実行したわけで、
引き継ぎ番組までやった記憶がありますね。ド定番の声が変わってしまうのは嫌では有るけど
声優さんの中には声に年齢が隠せない人もいたりすることがあるので
スパッと世代交代をするのも作品を末永く続かせる方法の一つと思いますね。 https://t.co/tWSWifxOV9—謎の覆面整体師 (@tenka_18) December 8, 2024
10年前に永井一郎さんが急逝して波平さんの後任選びにかなり苦労した件もあってか生前に降板して声優交代するケースも増えてきましたね…
— ハマちゃん (@shun_hama0525) December 8, 2024
今回のフランキー役矢尾さんは交代と言ってもお互い了解済み、主要キャラ総交代というわけでもないのにセレモニーまでやるということで、呑みこみやすいかたちでの声優交代だな、と思えました。
— いね (@inekafun) December 8, 2024
死亡→全ての生命がどうにもならない
不祥事→腹立つ
だから生きている間に交代してイベントで後釜発表すごくエモい。 https://t.co/yRTH88TZdu—ブラックフレア@一振り献上済み (@BlazeOcean) December 8, 2024
二代目フランキーがいてもいいし、さようならドラえもんを何回作ってもいい。
「決定版」はオタクの身勝手な神話信仰であり、アニメは演劇であり、作品は演目。
誰が何度演ったっていい。認めて容れる気がない人のために創る必要はない https://t.co/0HL4SUTKdM—いしかわくらんど (@ishikawakurando) December 8, 2024
ONE PIECE・フランキー役の声優交代は、長寿アニメにおける「声優交代」の新しい形として注目されています。
長寿アニメ『ドラえもん』の一斉交代事例や『サザエさん』の段階的交代と比べ、イベントで後任発表・卒業セレモニーを行う今回の方法は非常に「前向きな声変わり」として評価される流れになっていますよ。
ファンは“別れ”の寂しさだけでなく、“新たな始まり”への期待を抱くことができ、作品への愛着をさらに深められる機会になりそう。
この「前向きな声変わり」は、今後の長寿アニメ作品において、一つの理想的なロールモデルとなるかもしれません。