「アイドルの推し活に関する調査」
本調査は、日本国内に在住している2,000人の10~60代の推し活経験者に対して行われました。
日常で耳にするようになった言葉“推し活”について、どのように取り組んでいる人が多いのか、興味深い結果になっています。
質問項目は全5項目で、1億人超のPonta会員にまで調査範囲を拡大し、推し活経験者を分析した結果も到着しました。
「アイドルの推し活に関する調査」結果は?
Q.過去および現在の推しについて
「過去および現在の推しについて」の問いでは、推しの対象は、過去・現在ともに「アイドル」が1位という結果になりました。
次いで「ミュージシャン/バンド」「キャラクター」「スポーツチーム」「俳優」になっています。
TOP5までは過去も現在も同順位となり、アイドルの推し活経験者が最も多いことが確認されました。
Q.過去または現在の「推しアイドル」のジャンル
過去または現在の推しが「アイドル」の回答者を対象に、「過去または現在の『推しアイドル』のジャンル」を調査。
人気トップは、「J-POP男性アイドル」(46.0%)となり、次いで「J-POP女性アイドル」(34.0%)という結果になりました。
また、現在の推しアイドル名の自由回答では、「Snow Man」が1位。
J-POPアイドルグループが上位9位までに8組ランクインしています。
Q.推しが広告に起用されている商品の購入経験
「推しが広告に起用されている商品の購入経験」の問いでは、アイドル推しの人と、全体で分かれて集計結果が出ています。
アイドル推しでは「特になし」が全体より9.6ポイント低く、購買経験が多いことが確認されました。
購入した商品は「スイーツ・お菓子」「化粧品・美容商品」が上位になっています。
推しているアイドルのジャンル別で、推しが広告に起用されている商品の購入経験を見ると、「スイーツ・お菓子」においてJ-POP男性アイドルが28.5%でトップに躍り出ました。
「化粧品・美容商品」においてはK-POP女性アイドルが37.0%で最も高く、次いでK-POP男性アイドルが30.0%で続きます。
美容大国と言われる韓国のアイドル起用による影響がうかがえる結果ですね。
Q.音楽CDを購入する理由
「音楽CDを購入する理由」をアイドル推しと全体で比較したところ、アイドル推しが「特典グッズや限定版アイテムを求めるため」「イベント参加特典を得るため」「推しの売上ランキングを支えるため」について、それぞれ7ポイント以上高い結果になりました。
推しているアイドルのジャンル別で見ると、K-POP男女アイドルの推し活層において、「イベント参加特典を得るため」「推しの売上ランキングを支えるため」が、他のアイドル推しよりも高いことが読み取れます。
アイドル推し推計
Ponta会員1億人超に類似度スコアを付与し、アンケートデータを基に拡大推計を実施した結果が出ています。
その結果、アイドル推し(スコア50%以上の会員)は約4,440万人と想定され、うち男性30代が10.6%と最も多い結果に。
職業別で、Ponta会員全体と比べてハイスコア者の構成割合が多いのは「学生」で13%(全体+4ポイント)となりました。
また、LMが提供する価値観マーケティング支援サービスPERSONA+を用いて「アイドル推し」が持つ価値観を分析すると、「我が道を行く自己陶酔タイプ」で、“自分の好きなことに没頭し、自分の時間を楽しむ凝り性。努力を惜しまず、時間やお金もかける”層が多いという結果が出ています。