声優&アイドルの6人組ハイブリットユニット『i☆Ris』の山北早紀、芹澤優、茜屋日海夏、若井友希、久保田未夢、澁谷梓希が13日、埼玉・三郷市文化会館でライブツアー『i☆Ris 5th Live Tour 2019 ~FEVER~』初日公演を開催。初披露楽曲や、今年7月にユニット結成7周年を祝したファンクラブ限定イベント『i☆Risと行くスペシャルお泊りツアー(仮)』の開催情報などが解禁となった。
『i☆Ris(アイリス)』とは、2012年7月『第1回アニソン・ヴォーカルオーディション』の合格者6人で結成。同11月7日アニメ『バトルスピリッツ ソードアイズ』EDテーマ『Color』にてCDデビューし、14年7月からはTVアニメ『プリパラ』で、茜屋の主役キャストを始め、全員が主要キャストを担当。ライブ活動でも、日本武道館公演を満員御礼で行ったり、全国ツアーを行うなどファンを楽しませている。
今回のツアーは、ツアータイトルや構成に『i☆Ris』メンバーが深く携わり、メンバー自ら「スタッフ泣かせ」と話すほど、こだわりを詰め込んだもの。デビュー7周年を迎えることから、“7”の数字と、“大いに盛り上がりたい”という意味を込めてつけられたツアータイトル”FEVER(777)”の名に合わせるように、ラスベガスのショーをイメージしたセットと音楽で、ネオンが煌めくステージに。
メンバーは、それぞれのイメージカラーの燕尾ベストに蝶ネクタイを身に着けた、愛らしさとセクシーさが同居するタキシード風の衣装で登場。客席から歓声が上がるなか1曲目は、初披露となる本ツアーのテーマ曲『ありえんほどフィーバー』からで、エンジン全開のダンスと観客とのコール&レスポンスで盛り上げ、会場のテンションも一気に“フィーバー”状態へ。MCで茜屋は「ついに“汗も滴(したた)るいい女”というキャッチコピーの私にぴったりなツアータイトルが来ました!」と笑みを見せれば、久保田は「可愛いだけじゃないセクシーな一面も魅せたいと思います!」との予告が飛び出すことも。
今回の本ライブは、ステージや衣装へのこだわりに加え、毎公演セットリストが変わる仕様。ソロ曲、ユニット曲、そして全員曲といった色とりどりのメドレーが披露されていき、レア曲の披露や、可愛いもカッコいい姿などさまざまに魅せる。さメンバーそれぞれの個性が光るセットリストに続いて披露されたのは、ダンスパフォーマンス!
これは『i☆Ris』初となる試みで、まるでバーレスクのショーのような、セクシーかつ力強い6人の息がぴったりそろったダンスを披露した。ダンスパフォーマンス後、メンバーは「(ダンスパフォーマンス)緊張したー!」と、安堵の表情を浮かべながらも、観客に「ドキドキしました?!」と観客に感想を尋ねる一幕も。
続く、発売中の最新シングル『Endless Notes』で、ミディアムチューンの爽やかなメロディにあわせて、しなやかにステージを舞うダンスで、清楚かつ大人な『i☆Ris』を見せる。そして、美しく落ち着いた雰囲気を醸し出したかと思えば、ライブ初披露曲となる『イノセントイノベーション』や『i☆Ris』王道曲メドレーとして、TVアニメ『プリパラ』シリーズを彩ったお馴染みの楽曲たちを披露し、元気でポップな『i☆Ris』もしっかり見せた。
ライブ中の観客とのコール&レスポンスでも会場を盛り上げていくメンバーたち。芹澤が「ありえんほどー?」と会場に問いかけると、「フィーバー!」と溢れんばかりのレスポンスが返ってくるも、「私はありえんほど可愛い!(笑)」という、いつもの“セリコ節”をみせ、会場を沸かせていた。
アンコールでは、5月22日に発売となる18th Single『アルティメット☆MAGIC』を初披露。本曲は、メンバーの若井友希がメインキャストも務めるTVアニメ『賢者の孫』(TOKYO MXほか)のオープニング主題歌で、ハチャメチャ爽快アッパーチューンな楽曲となっており、メンバーたちも全力のパフォーマンスで盛り上げた。
若井は、曲中の『とりまsorry!』という歌詞と決めポーズがお気に入りということで、「汎用性が高いワードだよね!たとえば、『フォーメーション間違えたでしょ?』と言われても『とりまsorry!』、なんでも『とりまsorry!』って、使っていこう! (笑)」と、使用方法を観客たちにレクチャーし、笑いを誘っていた。
そして、告知コーナーでは、7月6日(土)~7日(日)に『i☆Ris』結成7周年を祝したイベント『i☆Risと行くスペシャルお泊りツアー(仮)』の開催が大発表!『i☆Ris』初となるお泊りバスツアーの開催決定に、会場からは驚きの声と、“待ってました!”といわんばかりの大歓声と拍手が沸き起こる。詳細は後日公開予定とのことだが、温泉あり、宴会場でのカラオケ大会あり、BBQ大会あり、ボーリング大会ありなスペシャル企画盛りだくさんだそうだ。
公演を終え、リーダーの山北は「テンションも上がり、“FEVER”し過ぎてしまいました……!これは『i☆Ris』史上一番のツアーになりますね!」と、手応えを口にしていた。
今後、6月1日の東京・中野サンプラザでの公演まで福岡、宮城、大阪、愛知、北海道、神奈川をめぐる。