“キンプリ”の愛称で親しまれているアイドルグループ『King&Prince』の平野紫耀(21)、永瀬廉(19)、髙橋海人(19)、岸優太(23)、神宮寺勇太(21)が29日、東京・渋谷のNHKホールで『第69回NHK紅白歌合戦』リハーサルに登場した。
今年5月にシングル『シンデレラガール』でデビュー。大ヒットした同曲で初の紅白歌合戦に臨む。なお、同日、グランドオープニングにも出演することが発表となり、初っ端からキンプリを楽しめる。
音合わせのリハーサルでは『シンデレラガール』の途中でジャニーズJr.が客席の間でダンスするという演出も見られた。
その直後に会見。平野は「いやー、大人の方が多いなって」と、マイペースなコメントを寄せつつ、「先輩のバックでダンスをしていましたけど、隅々まで行くことはなかったのでリハーサルというか緊張感が伝わってきました」と、感じ方も変わったという。
神宮寺は「レッドカーペットを歩いたことがすごかったですね。NHKに入った瞬間にも赤を意識していて、靴もレッドカーペット用に意識しました」と、レッドカーペットのポイント(?)を話せば永瀬「ちょっと雰囲気が違うだけでこんなに違うのかって。プレッシャーはありますけど、今年プレッシャーにいろいろ勝ってきたつもりなので、そのプレッシャーに勝てるようにと思っています」と、しみじみ。
髙橋も「普段NHKさんで『少年倶楽部』という番組に出演させて頂いてますけど、雰囲気が違う現実的な感じを感じましたね」と、違いがあるそうで、岸は「バチバチの緊張感があったんですけど、いま終わったんでちょっと安心しています」と、一息つけたようだ。
今年1年を振り返り、平野は「デビューで会見を開かせて頂いてからいろんなことが過ぎていきました」と、目まぐるしかったようだが、1番印象的だった出来事へ髙橋は「ジャニーさんから電話が来たときですね。その日、コーンフレークを食べていたんですけど、それを途中で残していたエピソードがあって。それは忘れられないなって」と、頭に焼き付いたそうだ。
岸は『嵐』と同じ舞台に立てることが嬉しいと笑みを見せつつ、出演が決まったときのことへ神宮寺は「おじいちゃん、おばあちゃんが喜んでくれて。おばあちゃんは『良かったわねぇ!』って言ってくれて」と、笑みを見せる。記者からそのおばあちゃんの年齢は?と確認が入ったが、神宮寺は「80歳になってないくらい……いや80歳!」と、迷いながら話していたが平野は「いまのおばあちゃんのマネしていたときの声質的に80歳じゃ。僕ばりにガラガラだったので」と、声真似の年齢を当てるという離れ業(?)も披露し、記者たちの笑いを誘った。
平野も出演が決まった時のことへ「友人・知人いろんな人からメールきましたね。めったにメールそんなにとってない人からも来て影響力を感じました」と、反響も語っていた。
今年1年を漢字1文字で表す質問もあり、グループでも個人それぞれでもどちらでもと声をかけると神宮寺は「グループだと逃げたと言われるかも」との危惧から全員で1つずつ発表へ。
神宮寺は挑戦から『挑』、永瀬はいろんな方に助けられたということで『人』、岸はいろんなものを取り込んだということで芸の肥やしになったということで『肥』、髙橋は『華』と返答したもののちょっとつまり、平野から「自分で言っておいて不安になるのはやめて」とツッコミを入れる。
しかし、平野だけは『懐』と予想のつかないものを挙げ、記者たちも困惑し頭にハテナをつけていたが、続けて出た台詞は「『懐』って漢字2文字でしたっけ?」と、天然発言で記者たちを脱力させることも。この懐の真意について、平野は「デビューしてからいろんなお仕事をさせて頂いて、出たことないバラエティーとか、歌番組、ドラマ、コンサートだったりに出演して、いろんな人の懐から、いろんな技術を泥棒のように盗んできました。まだ自分の懐は空っき空きで、ギガ数でいうとまだ1GBくらいなので、まだスカスカで余裕あります」と、独特の表現ながら、学んだことが多かったという。とくに明石家さんまとの共演は、「さんまさんは会話を楽しんでて」と、得るものが多かったようだが「さんまさんは岸くんのおじいちゃんという感じも抜けなくて」とたとえて笑わせていた。
また、キンプリといえばメンバーの岩橋玄樹(22)が今年10月にパニック障害を告白し、その治療に専念するため休養に入ることを発表している。そんな岩橋へ岸は「定期的に連絡をとっていて、彼自身すごく努力をして1日でも早く復帰したいという気持ちがあって、僕たち自身も焦らずゆっくり。僕たちはいつでも待っているので。紅白も彼のぶんも背負っているので」と、メッセージを寄せた。
そして締めのあいさつをお願いすると5人でアイコンタクトをとりつつ平野が「おっけー!」と、前に立ち「そうですね。デビューして1年も経っていない状況でいろんな人に感謝しているので、この1年恩返しできるようなパフォーマンスをして、観てくださる女性の方々をツヤツヤにできたら」と、しっかりと締めていた。