落語協会の会長も務めた三遊亭圓歌さんが23日、都内の自宅で体調を崩し、搬送先の病院で亡くなった。85歳だった。
24日、NHKが報じており、圓歌さんは1929年、東京生まれ。旧国鉄の駅員を経て、終戦直後の45年9月に先代の圓歌さんに入門した。
三遊亭歌奴の名前で活躍し、「授業中」という落語などヒット作を連発。70年に三遊亭圓歌の名跡を襲名し、自分の家族をモデルに高齢化社会を風刺した「中沢家の人々」など新作落語を中心に、落語会をリードしてきた。
96年に落語協会の会長に就任。06年からは最高顧問を務め、後進の育成に尽力してきた。