俳優・木村拓哉(44)、杉咲花(19)が19日、東京国際フォーラム ホールCで映画『無限の住人』(監督:三池崇史/配給:ワーナー・ブラザース映画)上映終了後に三池監督とサプライズ登壇し、集まった1500人の観客に感動を残した。
本作は漫画家・沙村広明氏が1993年から2012年にかけ『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載し累計750万部を突破している同名作を三池監督で実写映画化。望んでもいないのに不死身にさせられてしまった侍・万次(木村)が、ある日、死んだ妹にそっくりの凛(杉咲)と出会ったことから自らの意志で前向きに歩き始めていく姿を描くファンタジー時代劇作品となる。
木村は上映前のジャパンプレミア舞台あいさつに登壇していたが、その後、2階の客席に3人で鑑賞していたようで、エンドクレジットが終わった後に立ち上がると、場内は驚きの声と拍手で沸き返った。
そして3人で壇上へ。木村は「全国10ヶ所をまわるキャンペーンで、いろんな場所お邪魔しましたが、いずれも観る前の舞台あいさつでした。観て頂いたお客様は、どう受け取ってくれるたのか、会場はどんな空気になっているのか、きょう初めて知ることができました」というと、客席から「最高!」の声が数人から響き、さらに拍手であふれた。
そんな様子を目にした木村は「会場のみなさまから温かい拍手を頂き、初めて関係者で本編を観た時にも充実感と高揚感もありましたが、いま初めて映画ができ上がった気がしました」と、感無量といった様子で、杉咲は「いま本当に幸せです。言葉も出ないです。本当にありがとうございました」と、ほほ笑んだ。
さらに、木村は「みなさまからの拍手で、自分の中で前に進む勇気をもらえました」と、初日に向けてはずみになったようだった。
映画『無限の住人』は29日より全国ロードショー!