劇場アニメーション『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』愛のトークショーが26日、東京ビッグサイト内で開かれたAnimeJapan 2017オープンステージ内で開かれ古代進役・小野大輔、羽原信義監督、シリーズ構成の福井晴敏氏が登壇した。
往年の名作アニメ『宇宙戦艦ヤマト』を完全リメイクし、2013年4月から9月にかけて全国放送され大ヒットを記録したTVアニメシリーズ『宇宙戦艦ヤマト 2199』。その新シリーズ『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』が今年2月25日から公開され、人気を博したが、本イベントでは今月24日に本作のBlu-ray&DVD第1巻が発売されることから開催となった。
イベントではまずは『宇宙戦艦ヤマト 2199』の内容を4分間でまとめたダイジェスト映像が公開。こちらナレーションは岬百合亜役の内田彩が務めていたが、重々しい映像に対して内田の軽い口調での説明に小野も「そのトーンで言うな(笑)」と、思わずツッコミたくなってしまうほどの出来栄えとなっていた。
そんな振り返りの後には『宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち』の冒頭12分を3人の生オーディオコメンタリー付きで開催。福井氏も「前の敵とは仲良くなって、今度の敵は緑色です」などざっくりした説明をしたり、古代が砲撃命令をするシーンでは、「気持ちいいんですよ」と、楽しげ。
そんな古代へ小野は「なにげにウジウジクソ野郎ですから。(古代守)兄さんが吹っ切れたら、今度は(森)雪!雪!!って言ってましたし。頼れる人がいないと何もできないんだと。でも、イスカンダルへの旅を終えてから、艦長として覚悟ができた感じで、前作より好きになりました。男として」と、より惚れ込めたのだとか。
とはいえ福井氏は、古代と雪の関係が3年後でもあまり進んでいないことへ、「なんでここまでして3年で、結婚してないんでしょうかね」と、疑問を呈してみたり、「吊り橋効果じゃないということを確認するための3年間だったんだと思います」との解説も。
トーク後半は『愛のスタッフたち』『愛のキャストたち』『愛のファンたち』という3つのキーワードを軸にトークとなり、小野は「昔から好きな方も、このシリーズから好きな方もいらっしゃるんですよ。若手(声優)もいまのヤマトが好きというのを感じているんですよ。鈴村(健一)さんが俺のキャラクターにも恋人ができないかなとか言うんです。前作がこうだったからとか思わなくて、いまのヤマトがこれがヤマトだと思って好きだから、俺にも彼女ができないかなと言えるわけです。タイトルに愛がつくからかもしれないんですけど『私、誰とくっつくんだろう?』とか割と言っています」と、キャスト間の話題を明かすこともあった。
あっという間にラストとなり、小野から「ヤマトの魂を引き継いで、進んでいきたいと思っています。そのためにはみなさんの力が必要です。新しいヤマトに乗る仲間もいるというなかで、みんなでこの船に乗りましょう!」と呼びかけつつ、沖田十三艦長のセリフを借り「みんなヤマトに乗れ!!」と、力強く叫んで終演となっていた。