『新宿バルト9 10周年特別企画 「ガールズ&パンツァー」一挙上映会舞台挨拶』が10日、東京・新宿バルト9で開かれ西住みほ役・渕上舞、杉山潔プロデューサーが登壇し、司会は廣岡祐次宣伝プロデューサーが務めた。
イベントタイトル通り、新宿バルト9がオープンしてから10周年となったことを記念したイベントとなり、OVA『これが本当のアンツィオ戦です!』と『ガールズ&パンツァー 劇場版』の2本が上映された後、舞台あいさつとなった。
早速、バルト9の話から入り、渕上は、「あんまり映画を観る習慣がないんですけど、劇場版の『クレヨンしんちゃん』が好きで、バルト9で観に来ることが多いんです。私のお仕事は間が空くことが多いんですけど、私は空いた時に過ごすことが下手なんです。3時間カフェにいて疲れちゃったりとか(苦笑)。新宿だと行きやすいですし、間とかに来るといいのかも」と、自身の声優という職業と絡めてコメント。
これまでに、“ガルパン”こと『ガールズ&パンツァー』のイベントでもたびたびバルト9が利用されたが、その中で印象的だったものはないかと問われた渕上は、2015年11月20日の劇場版公開前夜祭イベントだったと挙げる。「このステージに22人がチームごとに並んで。時間が足りなくなるからチームで一言だったりとか、本当にテンポよくて、普通の舞台あいさつとは一風違う感じでした。裏側でのメイクとか一斉に着替えをするところとか、これは舞台あいさつの控室なのかというくらい印象的なくらいで。よくその日、その時間にそろったなって」と、笑みを浮かべながら回想した渕上だが、「今後味わえるかどうか……」と下を向きかけ、杉山プロデューサーは「最終章がまだありますから!」と、明るく呼びかける一幕も。
話題が今年12月から劇場公開予定の『最終章』の方に向くことに。廣岡宣伝プロデューサーから「最終章のときにバルト9でまだ何をするか分からないですけど、コラボメニューを作るなら?」と、お題を出され渕上は、「大洗でお気に入りの干し芋が入っている“74アイスクリーム”というものがあって、濃厚でおいしいんです!大洗からそれを持ってきてコラボアイスとか」と、採用されるかは後日のお楽しみだが、アイデアを出していた。
続けて、10周年にちなんで、ガルパンに登場するキャラクターの10年後どのようになっているのかという話題へ。
渕上は、「自分自身のことを考えると、変わった感じがしないんです。大人ってすごいイメージだったけど、いざなってみると、何も本質は変わってない。横の友達の関係性とかも会えば昔のままというか。みほは何となく戦車道からは離れていて、メンバーに久々に会った時に、『昔はああだったね』、『こうなったね』とか思い出話に花を咲かせてそう。」と、思い描く。しかし、武部沙織に関しては「絶対に結婚してないと思う!ああいう子ほど結婚しないんですよ!私の高校生からの友達に沙織のように恋愛のことが大好きな子がいるんですけど、やっぱり結婚していないんですよ」と、キッパリと意見し、観客を沸かせていた。
また、今年はガルパンの放送が始まって5周年ということに合わせ、5年後ガルパンというプロジェクト自体はどうなっているのかへ、杉山プロデューサーは「5年後は最終章は終わってますよ!」と、猛アピール。すると、渕上は、「ほかのいろんな現場で聞かれるんですけど、『あと3年ぐらい続くと思いますよ』と言っているんです」と、自身の中での目安を語っていることを明かしていた。
ほかにも、昨年8月に開催された『第2次ハートフル・タンク・カーニバル』のパッケージ版で今月24日にBlu-ray&DVDで発売される『第2次ハートフル・タンク・ディスク』で内で、大洗を巡る特典企画『みほと愛里寿の大洗ぶらぶら作戦です!』へ渕上は「みほが愛里寿を連れて大洗を紹介するんですけど、変な人達が出てきてよく分からないことを言うんです(笑)」と、期待の特典になりそうなことや、3月19日に茨城・大洗町で開催される『大洗春祭り 海楽フェスタ』に5年連続で渕上、五十鈴華役・尾崎真実、近藤妙子/アンチョビ役・吉岡麻耶、園みどり子役・井澤詩織の出演も発表された。
そして、イベント終盤に杉山プロデューサーからは、集まった観客に感謝しつつ、「最終章はちゃんと作っていますので、脚本は5話までほぼほぼできています!」とPRしたり、渕上は、「(新宿バルト9の)10周年記念ということですが、私個人で考えると、累計何回立っているのかわからないくらいで、自分の思い出の場所になるとは思っていなかったので感謝の気持ちでいっぱいです!これからも、たくさんたくさんバルト9に来れますように!」と、期待を込めつつ、おなじみの「パンツァー・フォー!」を観客と一体となって叫んで終演となった。