“ボイメン”こと男性ボーカルグループ『BOYS AND MEN』メンバーの田中俊介(27)、俳優・玉田真也(30)、女優・平田理奈(24)が8日、東京・千代田区のNagatacho GRIDでオリジナルショートムービー『シェアハウス』(監督:内田英治)完成披露イベントを内田監督とともに開いた。
国籍、年齢、職業が異なる8人がひとつ屋根の下で暮らすシェアハウスを題材に、国籍や人間性の違いが巻き起こす文化摩擦を描いたショートムービー。玉田が出演とともに脚本も担当している。
カフェやコミュニティスペースなど、開かれた場所での上映がお手軽にでき、2017年4月から正式稼働を予定しているマイクロシアタープラットフォーム『popcorn』システムを利用しての上映となり、普段はイベントスペースのNagatacho GRIDが上映場所となったことに田中は辺りを見回しながら「こういった形は新鮮ですね」と、感想を。
役の話が来た時のことへ田中は、チャラい男の役だったということで、平田の胸を揉むという描写もあったそうだが、「役者をやっていくうえでいい経験になった。変な意味ではなくて」と、苦笑いしつつも成長につながったよう。
撮影では、田中は「品川祐さんとか矢部太郎さんが出演されていて、本編の掛け合いもそうですけど、本編以外でも掛け合いが繰り広げられていたんです。お2人とも好きですし、俳優としての作品も観てきたので、楽しかったですね。親分と子分という感じで掛け合いをさせて頂いて」と、楽しみがあったようで、玉田も「お笑いが好きなので、『うわっ!品川がいる!!』っていう嬉しさがありました」と、こちらも興奮していたのだとか。
平田も2人の“品川話”に乗っかり「品川さんって撮影のときには断食されてて、ごぼう茶とかくれたんです。品川さんって意外とストイックなんだなって」と、コメントを寄せていた。
また、出演者のアイドルグループ『ゆるめるモ!』の“あの”からビデオメッセージが寄せられることとなり、「自分と近いなと思って、結構やってて楽しかったです」と、キャラクターは演じていて楽しかったようだが、「この映画はすごいやな感じ……変な人がいっぱいいるなと思って、自分だったら、同じお家に一緒に住むなんていやだなって思いました。そんな映画の作品です。すごく変な映画ですが、そこにある悩みとか、それぞれの抱えるものが描かれていますので」と、率直すぎる感想を伝え、田中らも苦笑いで見守る一幕が。
それでも、“あの”が言った感想に呼応するかのように、本作を通して実際にシェアハウスに住みたいかへは、キャスト3人とも「住みたくない」と口をそろえる。なぜかというのは、この作品ではいろいろトラブルが起こるんです。『BOYS AND MEN』ってグループでもいろいろ起こるんです。リーダーと水野勝との相部屋だったんですけど、先にリーダが風呂に入ったらバスマットビッチャビチャなんですよ。うわ、俺、こいつと住めねぇと思って」と、ギスギスしたといい、玉田も、「内田監督から殺伐とした印象を渡されて脚本を書いたので住みたくないです感じになっています」と、うなずいていた。
イベントではほかにも、漫画家・中村明日美子氏原作で初夏にシネ・リーブル池袋で公開予定で田中と淵上泰史のW主演映画『ダブルミンツ』のアナウンスもされ、クラウドファウンディングで物語のキーとなる指輪などがリターンとなることなどもアナウンスされていた。
オリジナルショートムービー『シェアハウス』は15日よりDVDリリース!