『戦姫絶唱シンフォギア(仮)』新作スマートフォンゲーム制作発表会が15日、千葉・幕張メッセで開催された『東京ゲームショウ2016』内ブシロードブース内で開かれ風鳴翼役・水樹奈々、雪音クリス役・高垣彩陽が株式会社ブシロードの市村隆介プロデューサー、株式会社ポケラボの河添祐介コンテンツディレクターが登場した。
株式会社ブシロードが株式会社ポケラボと、アニメ『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズを題材とした新作スマートフォン向けゲームアプリ『戦姫絶唱シンフォギア XD UNLIMITED』を共同開発。作品の世界観を忠実に再現したシンフォニックバトルRPGとなり、描き下ろしイラスト100枚以上で派手なバトル演出、戦況を盛り上げるキャラクターソングを多数収録するという。
それぞれセリフとともに登場した2人。ゲームアプリ制作の話を聞き水樹は、「ついに来たという感じです。まだ収録していないので、楽しみです」と、胸を躍らせると、高垣も「さっき楽屋で台本を頂いて、きょうはここでみなさんと全貌を観ることができるのかなって」と、楽しみといったよう。
まずは、ゲームの主題歌について、水樹の『UNLIMITED BEAT』に決まったことがアナウンス。場内にはハードなロック調の楽曲が流れたが、このことに水樹は、「すごく嬉しいです。シンフォギアらしい激アツな曲がやって来ました。作曲の上松範康さんは、ライブ中のみんなの鼓動を感じるような気持ちになるためと、ルームランナーで走って150まで心拍数を上げながら作ったそうです」と、裏話を明かしつつ、「それだけに、ヘドバンしそうなぐらい熱い曲になっています(笑)。ビートを感じて早くみなさんの前で歌いたいです」と、待ち切れないといった様子。
市村プロデューサーによると本作には「超ド派手な必殺技バトル」「キャラとの絆を極める」「楽曲収集」と3つのキーワードがあるそう。必殺技についてはPVが上映され、2人で「すごい!」「めちゃ格好いい!!」と、大興奮。その様子を見ながら河添ディレクターは、「アニメのカットを観ながら作っていて、みなさんが納得して頂ける必殺技を出していけたら」と、自信を見せる。
ゲームは基本的にアニメ1~3期を追体験できるものだそうだが、IF展開もあるそうで、河添ディレクターは「その中にサブシナリオでキャラクターの日常回も考えています」というと、水樹は、「絶叫につぐ絶唱だったから日常回がもっと欲しいと思っていたんです」と、期待を寄せたり、キャラクターたちの珍しいコスチュームなども用意している様子を見せていた。
さらに、システムとして、補助的なサポートカードというものもあるそうだが、こちらは高レベルのものになると、描きおろしのカードも用意されるそうで、会場では一部が公開。水樹はそのなかで、“お風呂”のカットのものに衝撃を受けたのか「お風呂入ってる!!」と興奮気味に叫んで場内に響くこととなった。
ステージ後半には『戦姫閃考ノイズセレクション』と題した、かつてシンフォギアライブ2013でも行われたという敵であるオリジナルノイズをそれぞれがイラストで描くというむちゃ振り企画を開催。そのときに水樹が描いた『ブシノイズ』が再び高垣の手によってさらされ、水樹は「恥ずかしすぎる!」と、赤面。一方の高垣は早く水樹に絵を描かせたそうに「私は見たい!どんな伝説が生まれるのか(笑)」と、ノリノリ。
80センチはあろうかという巨大ボードに高垣は鍵盤と音符が特徴的な『ピアノノイズ』を描き、周囲から「ボスノイズっぽい!」と、賞賛を受けることに。一方の水樹は、『クレオパトラノイズ』を描き「セクシー路線のノイズっていたことなかったので。それに(アニメ本編で)中近東方面が映ってそのガヤを収録したことが印象的だったので」と、コンセプトを。ちなみに、2人が描いたノイズは18日の東京ゲームショウ2016終了までブシロードブースに飾られるそうだが、水樹は「現場にいないからフォローしようがない」と、苦笑いを浮かべていた。
そんな賑わいを見せたイベントもあっという間にラストとなり、高垣は、「どんなゲームになるか期待していましたが、もっともっと期待が膨らむものでした。『シンフォギア』はキャスト・スタッフともに、並々ならない、激アツな方たちが作っていましたが、ゲームを作っている方たちも激アツということが分かりました。“適合者”だらけで愛は間違いなしです(笑)。初めてシンフォギアという作品に触れる方がたくさんいると思うので、収録を頑張ります!」と、思いの丈を語り、水樹も「原作では観れなかったシーンもたくさんあると思うので、みなさんぜひ楽しみにしていてください!よろしくお願いします!」と、呼びかけていた。
ゲームアプリ『戦姫絶唱シンフォギア XD UNLIMITED』は2017年配信開始予定!