※前編(「デジモンアドベンチャー tri.」第3章EDアーティストは“KOD”!坂本千夏「アニソンぽくない」)より
告知コーナーでは、アグモン、ガブモンとともに10月に放送がスタートするデジモンシリーズの系譜アニメ『デジモンユニバース アプリモンスターズ』の番宣へガッチモンが駆けつけたり、キャラクターたちが海でバーベキューをするという朗読劇へ。キャスト18人が芝居を繰り広げる姿は圧巻の一言だったが、花江と細谷が息を合わせて同じセリフを言うなど、プロの技を見せていた。
そして終盤はスペシャルライブコーナーへ。今年に入ってシリーズ主題歌の名曲を歌っていた歌手・和田光司さん、かつて武之内空役を演じていた声優の水谷優子さんが亡くなり、ファンは悲しみに暮れたが、2人に思いが届くようにと思いがこもったものに。宮崎の『Beat Hit!』、『Break up!』、AiMの『I wish~tri.Version~』と、次々と歌い上げていく。
そしてAiMは、「倉庫を引っくり返して探してきました」という和田さんとのデュエットソング『an Endless tale』を歌うこととなり、ステージ上手側にスタンドマイクを設置。涙する観客も多く出るなか“22人目のゲスト”の和田さんとともに、熱唱を見せた。
そこから宮崎とAiMによる和田さんの楽曲メドレーとなり、『The Biggest Dreamer 』→『ターゲット~赤い衝撃~』→『ヒラリ』→『FIRE!!』とつなげ、MCでは2人で生前での和田さんを偲んだ後は『Seven~tri.Version~』を雰囲気たっぷりに歌唱を見せていた。
そして、最後のあいさつを前に、重松から水谷さんへの手紙が読み上げられることに。水谷さんとの思い出や、年賀状をもらったときに“ピヨちゃん”といつも書いてくれていたという話や、現在空を演じている三森と一緒に成長していくという決意など、思いの丈を読み上げ、本日の登壇者と会場の観客一体となって『Butter-Fly~tri.ver~』を歌い上げていた。
そして、坂本は感極まりながら「デジモンを愛する人達がたくさんいてくれて、これからもみんな頑張って盛り上げていきましょう!」と呼びかけると、花江は「2回目のデジフェスでしたけど、お客さんが温かくて、本当に愛されている作品なんだというのを感じました。まだ、かかわらせて頂いて日が浅いですけど、和田さん、水谷さんのお2人に恥じないように、これからも全力で駆け抜けていきたい!」と、決意を口にしていた。
終演後には、21人が囲み会見を開催し、昼の部の感想を1人1人語ってくれた。
花江「2度目のフェスでしたけど、僕自身楽しむことができました」
細谷「初めて全員そろってのイベントだったので、みんなでワチャワチャできて楽しかったです」
田村「めっちゃ楽しかったです!昼の部で燃え尽きそうですけど、夜の部も頑張ります!」
榎木「今年も緊張しました。お客さんのデジモン愛を感じられました」
荒川「お客さんと一緒になって楽しんだステージだったと思います」
三森「初参加でしたけど、みんなが集合すると和気あいあいで、とても楽しく過ごしました」
吉田「ライブも素敵でこのステージにみんなで参加できたことが嬉しかった」
池田「僕もパルモンのモノマネが板についてきました(笑)。夜の部の朗読劇ではパルモンのセリフを全部やりたい」というと山田が「私、純矢のセリフやる!」と、言い返すやりとりも。
M・A・O「去年に引き続き、すごく嬉しかったのと、みなさんとたっぷりご一緒させて頂けました」
坂本「新しい仲間も含めて、みんなで楽しめるイベントという感じがあって良かったです」
山口「初めてみんなそろったということでパートナー同士の絆が見れて楽しいフェスでした」
櫻井「観客のみなさんが、子供のような笑顔でキラキラした顔で観てくれていたのが嬉しかったです」
松本「昨年もフェス参加させていただいたんですけど、お客さんがロビーからいっぱいで、始まってみてもっといっぱいでビックリでした。夜も頑張ります!」
森下「昨年は客席からだったのですが、今年は初めてステージからでした。お客様の一体感が良かったです」
重松「今年はつらいこともあって、だからこそ和田さんや水谷さんのことにも触れて、みなさんがそろったということで……。とくに私は、去年の空がいかなったので、三森さんと一緒に出られたということと、最後に水谷さんにお手紙を、気持ちを伝えられたことが心に残りました。ファンのみなさんの気持ちをすごく、すごく感じて、素晴らしいフェスでした。夜も頑張ります」
山田「みんながそろうというので、私は観客席から観たかったです(笑)。DVDを合ってもらえれば」
竹内「私も観客のような気持ちでした。客席のお客様にとても感動しました」
AiM「気持ちはドンドン更新されていくんですけど、水谷さんのことも和田さんのこともそうですし、みんなで歌って笑顔になれるような、またこういうフェスが開かれてよかったなと思っています」
宮崎「いろんな重みがあるイベントになりましたけど、豪華なデジフェスでした。長いこと続いていってもらえれば」
松澤アナ「イベント中、感極まって取り乱しましてしまいすみませんでした(苦笑)。初めはこんなに大きなイベントじゃなかったんですけど、こんなふうに2回、3回と続いているのが嬉しいです」
さらに、今回、デジモンイベント初参加者へ、どうだったか尋ねると三森は「朗読が自分も参加させて頂いて、映像だけじゃなくて、照明も組み合わさって、すごくいい経験をさせて頂いて楽しかったです」と、普段とは違ったことで新鮮だったよう。細谷は朗読劇で噛んでしまったことを気にしていたようで、「普段噛まないんですけど、噛み倒してしまって」と、苦笑いすることも。
和田さんの楽曲をメドレーで歌ったことへ、AiMは、「きっとどこかで見てくださっていると思います。みんな和田さんのこと大好きなんだよというのを伝えながら歌いました」といい、『an Endless tale』の歌唱中は、「お客さんが泣いている顔を見ちゃうと、私も泣いちゃうと思ったので、なるべく観ないようにして歌ってました」とも。宮崎も、「たくさんの人にもっともっと和田さんと一緒に歌う姿を感じてほしいです」と、これからへの思いを語っていた。