漫画家の吉野朔実さんが4月20日、病気のため亡くなっていたことがわかった。57歳だった。
2日、NHKが報じており、吉野さんは大阪府出身。1980年に少女漫画雑誌『ぶ~け』で漫画家デビューを果たし、大学の寮を舞台に内気な女子大生と友人たちの人間模様を描いた『月下の一群』で、人気を博した。
85年に連載をスタートした『少年は荒野をめざす』は、男に生まれたかった少女の心の内面をテーマとし、代表作に。『ジュリエットの卵』では、双子の兄と妹の絆を描いた。
関係者の話では、吉野さんは現在発売中の雑誌に読み切りの作品を発表し、次回作の構想を練っていたそうだが、先月20日、自宅で亡くなったという。