2004年アテネ五輪、2008年北京五輪の男子競泳100m平泳ぎ、200m平泳ぎ金メダリストの北島康介選手(33=日本コカ・コーラ)が8日、東京・渋谷区の東京体育館で行われた、オリンピックを目指すアスリートを支援する自動販売機の1号機お披露目式に出席した。
同式には、公益財団法人日本オリンピック委員会会長・竹田恆和氏、日本コカ・コーラ株式会社代表取締役社長ティム・ブレッド氏、コカ・コーライーストジャパン株式会社常務執行役員 営業本部ベンディング統括部統括部長・井上豊氏も出席した。
JOCが、ワールドワイドオリンピックパートナーであるコカ・コーラ社の協力のもと実施される活動は、JOCのメッセージポスターを掲示した自動販売機やオリンピック競技をしている人たちのシルエットをデザインしたオリジナルラッピングを施した「JOCオリンピック支援自販機」で清涼飲料水を購入すると、1本あたり5~10円がコカ・コーラシステムからJOC(日本オリンピック委員会)に寄付されるというもの。
そして、JOCから8月に開催されるリオデジャネイロオリンピック(以下、リオ五輪)の実施種目に決まっている28競技の競技団体に贈られ、選手強化に役立てられるほか、一部オリンピック・ムーブメント推進事業に活用するというもの。
セレモニーに出席した北島選手(33=日本コカ・コーラ)は、「選手たちにとっても力になるし励みにもなる。将来のオリンピアン、未来の金メダリストを育てる意味でも購入してほしい」と、呼び掛けた。
同自販機は、12日より東京・渋谷区の東京体育館正面入り口内に設置され、その後は、JOCや競技団体の関連施設、自治体施設、学校、オリンピックパートナー企業、空港・駅などの公共施設へ設置される予定。リオ五輪以降も東京オリンピックに向けた選手強化支援のため、活動を継続するように検討中で、2020年までに全国で最低3000台の設置を目指す。
なお、寄付金の合計及び配布先の競技団体等については、JOCのホームページで公表される。