舞台『東京喰種トーキョーグール』DVD&Blu-ray会場限定予約購入者イベントが26日、東京・銀座ブロッサム ホールで開かれ金木研役・小越勇輝、霧嶋董香役・田畑亜弥、西尾錦役・鈴木勝吾、永近英良役・宮崎秋人、四方蓮示役・吉田友一、ウタ役・村田充、亜門鋼太朗役・君沢ユウキがトークショーを開いた。
本作は『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載されている漫画家・石田スイ氏の累計発行部数は1400万部を突破している同名作が原作。現代東京を舞台に、読書好きの平凡な大学生であった金木が、事故をきっかけに人の姿をしながらも人間の肉を喰らうことでしか生きられない喰種(グール)と呼ばれる種族となってしまったことから、自分の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、あるべき世界のあり方を模索していくダーク・ファンタジー。舞台は今年7月に東京と京都で上演されたが、前売り券は完売という人気ぶりを見せた。11月にはDVD&Blu-ray化され、その予約購入者へ向けたイベントとなる。
7人が登壇し、前日25日のクリスマスをどう過ごしたかという話や、上演当時の楽屋話などが語られることに。小越は、「お話がお話だったんで、食欲が湧かずご飯もそんなに食べられなくて、楽屋では席に1人で座っていたんです」と、金木のように食事ができない状況になっていたそう。しかし、「そうしたら秋人が『外行くぞ!』と連れだしてくれて」と、気晴らしに連れだされたという。
好きな場面については、村田が、金木が神代利世(リゼ)に食べられそうになるシーンを挙げ、「豪華なプロジェクションマッピングの演出で、すごいと思っていたんですが、鉄骨が落ちてくるシーンは台本を読んだ時にどうするのかと思っていたら、プロジェクションマッピングじゃなくてまさかの、物理だった。落ちる速度もどれくらいだったら迫力があるのかというので、何度もスタッフの方が練習されていて、ものすごい感動してて、そこだけはいつもドキドキして眺めていました」と、見どころを。
さらに村田は、「舞台上のパネルも役者が動かしていたんです。パネルがピタッとはまらないとプロジェクションマッピングの映像がずれてしまう。それに、裏動線を通る人のために、ピタッとパネルが合ってないと見えちゃうんです」との裏話も披露し、君沢も「裏ではみんなで一体感持ってやってたんですよ」と、しみじみとうなずいていた。
キャスト間同士での思い出を尋ねるコーナーでは、小越が実は人見知りということで宮崎に心を開くまで大変だったというエピソードを披露。「取材のときに初めて顔を合わせたんですけど、その日は(小越の)誕生日だったんでケーキを持ってきてくれたんです。でも、人見知りで初めて会ったのにどうしていいか分からなくて(苦笑)。それで、うまく前に行けなかったり、少しずつしか仲良くなっていけなかったんですけど、英良としても秋人くんとしても来てくれて、稽古中間くらいからかな?距離が縮まっていったんですよ」と、明かす。
その体験があってか、小越は宮崎とだいぶ仲良くなったようで、「いまはほぼ毎日といっていいくらい連絡をとってるし、自撮り写真を送ってきた。ご飯とかも一緒に食べるようになって」という距離の近さに、ほかのキャストから「恋人じゃねえかよ!」という声も。ついには、君沢のリクエストで金木と永近が女の子とデートを妄想して女の子に金木がなりきるシーンを再現することになり盛り上がっていた。
ほかにも、君沢がかみそうな亜門のセリフを再び再現しきって拍手を受けたり、吉田がカンパニーを盛り上げたという車掌アナウンスのモノマネを始めた際には、6人が席から立ち上がりつり革につかまっているコンビネーションを見せたりするなど、ファンを楽しませていた。
舞台『東京喰種トーキョーグール』(マーベラス)DVDは8800円、Blu-rayは9800円(それぞれ税別)で好評発売中!
※記事内写真は(c)石田スイ/集英社 (c)舞台『東京喰種トーキョーグール』製作委員会