日常的に使える価格帯で人気で累計2億枚を販売しているフェイスマスク『LuLuLun(ルルルン)』ブランドを持つ株式会社グライド・エンタープライズ。
そんな同社が運営する女性の肌を研究している『フェイスマスク研究所』において、40代・50代に向け、自分の年齢をどう受け止めているかという年齢意識を調査し、その結果を公開した動画が公開から約1週間(11月30日時点)で12万再生と関心を集めている。
動画は11月24日より公開。自分の年齢を「もう50代…」と受け止めている女性15人の肌年齢と、「まだ50代!」と受け止めている女性15人の計30人の肌年齢がロボスキンアナライザー(皮膚科で使用されている医療用の肌解析システム)による肌年齢測定を使って比べるというもの。評価10項目の中から“水分値”“油分値”“毛穴数”“きめ”“色素沈着総面積(大)”の5つの項目を対象とし、その平均値を被験者の肌年齢として採用した。
その結果、「もう50代…」と思う女性の肌年齢は平均53.1歳となり、平均で実年齢-0.9歳にとどまり、実年齢よりも7.2歳老けている女性もいたという。一方、「まだ50代!」と思う女性の肌年齢は平均で46.6歳となり、実年齢よりも平均8.0歳若いという結果と、合計で7.1歳の差が出ることとなり、女性の肌年齢は、メンタル面に大きく影響される可能性があることが明らかとなることに。動画の最後には「もう50代…」と言っていた女性たちも「まだ!」と、前向きな宣言をする。
ちなみに、同研究所による「まだ50代!」と思っている層は、自分のことを「まだ成長の余地がある」、「今後はもっと楽しく過ごしたい」と先を見る志向にあったそうで、日ごろから前向きだったのだとか。
また、同研究所ではスキンケアにかけるお金や使う商品の数で肌年齢に影響するのかも30人に調査。「洗顔料」、「化粧水」、「クレンジング」などを使用する方が多く、平均で月間1万2292円だったそうだが、肌年齢との関係性を見ると、肌年齢が実年齢より若い人でも、老けている人でも、ほぼ2万円以内に収まったそう。ここでスキンケア商品を平均以上(8個以上)使う層の肌年齢は実年齢より平均-4.5歳若く、一方でスキンケア商品を平均以下(7個以下)しか使わない層の肌年齢は平均より-4.4歳若いという結果となり、スキンケアにお金をかけても、たくさんの商品を使っても、それほど差は見られないという成果が出たという。
エイジングケアを研究している京都府立医科大学特任教授の東京医科歯科大学非常勤講師の宇山恵子氏(52)は、今回の結果に、「医学や心理学の世界では、『心と見た目』が若さと健康と美しさを維持するためのとても重要なファクターだということが、最近の研究でどんどん解明されています」「『自分も若い』と思い、さらに周囲からも『若々しい』と思われるように生きることが、実際の健康維持や長生きに、大いに役立つことが科学的にも明らかになっています」と、近年のアンチエイジング界の潮流をコメントしている。