スキージャンプの“レジェンド”葛西紀明(43-=土屋ホーム)が10月26日、東京・渋谷区の富士重工業 本社ショールーム“SUBARU STAR SQUARE”で行われた「2015/2016Japan Ski Team TAKE OFF」記者発表会と「スバル冬のアクティブライフ応援活動紹介」イベントに同所属チームで、昨シーズン世界選手権大会で銀メダルを獲得した伊藤有希(21)とともに出席した。
第一部の「2015/2016Japan Ski Team TAKE OFF」記者会見では、今年の新ユニフォームのお披露目と、オフィシャルカーの贈呈式が行われた。
新ユニフォームは、2018年に韓国で行われる平昌(ピョンチャン)オリンピックに向けて「挑む」をテーマに、鎧をモチーフにしたデザインを採用。
そして、オフィシャルカーは、スバルの『レガシィ アウトバック』。スバルは、1976年11月、全日本スキーチーム初のオフィシャルカーとなる四輪駆動モデル「レオーネ」を提供して以来、39年にわたって全日本スキー連盟をサポートしてきた。
富士重工業株式会社 常務執行役員スバル国内営業本部長の細谷和男氏から、“レジェンド”葛西紀明選手に特別キーの贈呈が行われた。
昨年、行われた『ソチオリンピック』で41歳8ヵ月にしてラージヒル個人で銀メダル。ラージヒル団体で銅メダルを獲得。2014/2015シーズンは、W杯第3戦で優勝し、「W杯最年長優勝記録(42歳5ヶ月)」を打ち立てるなどまさに“レジェンド”の名をふさわしい活躍だった。
しかし、今年の目標を聞かれると、「昨シーズンはW杯で1勝し、最年長優勝になった。でも、ところどころでもう1、2勝できたかなと。今年は勝率を上げたい。そして、W杯ランキング1位を獲りたいと思っている。これを獲った日本人いない。総合ランキング1位=世界ランク1位の男!オリンピック金メダルとW杯総合ランキング1位は世界1位ということで、僕の中では同じレベル。それを目標にしていきたい」と、まだまださらなる高みを目指していた。
また、葛西選手は、現在、W杯出場が477試合。あと23試合で500試合出場という大記録になる。「今シーズンで500試合に達するんじゃないかと思っていますので、そこのところも狙っていきたいなと。でも、500試合は通過点として600試合も狙います」と、力強く語った。