新型コロナウイルスの蔓延により、様々な業界が大きなダメージを受けていますが、観客を入れて生のステージを披露するエンターテイメント業界は、まさにその大きな影響を受けた業界の一つです。
この度、公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会は、コロナ禍により大きな影響を受けた文化芸術鑑賞・参加の機会を取り戻したいという、ライブに関わるすべての人を支援する事業「JAPAN LIVE YELL project」を開始しています。
「JAPAN LIVE YELL project」は「ライブへのエール。ライブからのエール。」をキャッチフレーズとし、全国から地域色豊かな500本以上のプログラムが実施されるプロジェクト。11月5日（木）からは実施プログラム及びスケジュールを紹介する公式ウェブサイトも公開されました。
「JAPAN LIVE YELL project」公式サイトコンテンツ
プロジェクトの思いを発信
コロナ禍の今こそ、舞台芸術に携わるすべての人にみんなでエールを贈る。そして、ライブに参加する人々は、熱い時間と空間を共有し、明日への活力となるエールを受け取る。そんなエールの交換が日本全国で起きてほしいという想いが込められています。
全国27都道府県、500以上のイベント情報、地域情報を掲載
サイトではJAPAN LIVE YELL projectに参加する全国27都道府県各地の主催団体の紹介やメッセージ、注目のイベントを紹介、幅広いジャンルのイベントなど、リアルでもオンラインでも楽しめる今までにはなかった文化芸術との出会いを作り出します。
ライブ演者からの応援メッセージ
JAPAN LIVE YELL projectの公演に参加する演者の方からの応援メッセージを公開。現在は、大前光市さん（ダンサー）、三遊亭小遊三さん（落語家）、平原綾香さん（歌手）、森山未來さん（俳優・ダンサー）からの応援メッセージを掲載しており、今後も次々に公開される予定となっています。
「JAPAN LIVE YELL project」公式サイト： https://jlyp.jp/
大前光市さんメッセージ
ライブというものは客との「共鳴」であると語るダンサーの大前光市さん。コロナでライブができない状況は、「祭りができない状況」と語り、世の中には「安心してください。ライブはできます！僕らは、そういう意思を持った、炎を持った、人間なのでね！ちゃんとその炎を失くさなければ、ライブは必ず復活してくると思います。」とメッセージを送りました。
三遊亭小遊三さんメッセージ
「入った時から生ですからね。無観客というのは考えられないですよ。」とコロナ禍の状態を嘆く小遊三さん。「月並みな言葉ですけれども、朝のこない夜はない。」と、演者、スタッフへの応援メッセージを送り、「ライブがあったら、足を向けてくだされば、私たちも世の中も元気になると思いますんで。ぜひ、お越しください！待ってます。」と世の中へエールを送ってくれました。
平原綾香さんメッセージ
「私にとって、ライブは本当に生きがい。今年は心にポカンと穴があいたようは感覚になりました。」と、ライブのできない状況のつらさを明かしてくれた平原綾香さん。「音楽でしっかりハグができるような、そんな歌い手になりたいと思っています。どうかこの音楽のハグを受け取っていただけると嬉しいです。」と、メッセージを頂きました。
森山未來さんメッセージ
「ピンチはチャンスって、安直かもしれないですけど、でも、本当にそういう感じで。こういうときだからこそ、見つめられるものもあるというか。いろんな境遇の人がいると思いますけど、ポジティブっていうか、ある種前向きな気持で、日々を楽しんでいけることが、いいんじゃないかなと思ってます。楽しんでいきましょう！」と森山さんからは前向きなエールが送られました。
ライブの演者、普段からライブが好きで観ている方にとっては辛い今の状況。しかし、こういった状況でも、互いを支援し、励まし合っていけば、いずれ状況も良くなってくれるのではないでしょうか。
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Fujisan.co.jpより
