大雪の夜、車を走らせる男と女。先が見えない一夜の道行きは、ふたりの関係そのものだった。現代女性の恋愛心理描写を巧みに表現し、女性から圧倒的な支持を得る直木賞作家・島本理生の原作を映画化した『Red』が、2月21日から全国公開される。
その完成披露プレミア上映会が1月29日、東京の新宿バルト9で行われ、主演の夏帆、共演の妻夫木聡、柄本佑、間宮祥太朗、三島有紀子監督が登壇した。
幾度かのタッグを経ての三島映画初主演に夏帆は「これまで監督の色々な思いを共有して作品を作り、現場で三島監督が戦う姿も見てきました。その中で主演として呼んでいただけたことで、生半可な気持ちでは出来ないなと覚悟を持って挑ませてもらいました」と気合十分。
三島監督も夏帆を主演に抜擢した理由について「鞍田さん(妻夫木)に出会うことで塔子(夏帆)がこれまでしまい込んでいたものを放出していくという、その難しいプロセスを誰が演じられて、誰が演じたら自分が撮りたいかと考えたときに、夏帆さんが思い浮かんだ」と全幅の信頼を口にしていた。
また「生まれ変わっても愛したいもの」を聞かれた間宮は「僕は阪神タイガースを生まれ変わっても愛そうと思う。子供の頃から応援していて、阪神を応援して良かったなと思うことも多いので」と虎党宣言。
昨年12月に一児の父親になったばかりの妻夫木は「個人的なことだけど…生まれたばかりの我が子。物理的には無理な話かもしれないけれど、生まれ変わっても愛したいくらいに愛している。もう一生見ていられます」とニコニコで「我が子と一緒にいたいと、沢山子育てをしています」とすっかりパパの顔だった。
続いて夏帆は「猫を愛したい。今二匹の猫を飼っているけれど、本当に可愛い。だから生まれ変わっても絶対に猫です。撮影中は新潟ロケで猫に会えないのが辛かった。でも撮影の合間も猫の動画を見て頑張ろうと思っていました」と猫にメロメロだった。