品川インターシティで先日、2019年11月5日(火)~11月9日(土)の期間に、「品川国際映画祭」が開催されました。
品川インターシティに幻想的なアウトドアシアターが表れ、そこでショートフィルムや有名映画、そして音楽ライブがキッチンカーによるフードと共に非日常を楽しめました。そのイベントの内容を体験したレポートをお届けします。
品川国際映画祭とは?
品川国際映画祭とは、昨年クリスマス期間に1回目を開催して、今回は芸術の秋に2回目として開催したアウトドアシアターイベント。
シアターは「CINEMA CARAVAN」が演出し、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル &アジア」がセレクションした、世界各国のショートフィルム全18作品が無料で上映されました。
16万6千球ものイルミネーションが高層ビル群の麓を暖かな光で彩る幻想的な空間も見どころです。
またフードゾーンには全米No.1クラフトビールの「BLUEMOON」のキャラバンカーをはじめ、体に優しいメキシカンフードや、ジューシーなチキンにソーセージ、体を芯から温めてくれるホットワインなど、屋外映画鑑賞のお供に嬉しいこだわりグルメが並びました。
映画とイルミネーション、注目のアーティストによる熱いライブや人気のキッチンカーで、品川で日々働くビジネスパーソンへ秋の愉しみを提供されました。
実際に訪れた感想は、高層ビル群とイルミネーションの灯りが照らし出す空間は、この時期にぴったりの幻想的な空間を演出しており、普段、映画館や自宅で鑑賞する映画とはひと味もふた味も違った雰囲気を楽しむことができました。
お酒を片手に同僚たちと気軽に楽しむもよし、恋人と寄り添って映画の世界に浸るのもよし。日常を忘れ、ファンタスティックな品川の夜を過ごせる素晴らしい空間でした。
上映作品は厳選された名作ぞろい
上映された作品は、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル &アジア」がセレクションした名作ばかり。「受賞作品セレクション」や「映像美セレクション」などの6つのカテゴリーに分けて日替わりで上映されました。
その中から、観たショートフィルムの感想を2つご紹介。
●「パン屋強盗」(監督:Ruben Sainz)
スペインのコメディ。ある無職の男が白昼堂々パン屋に強盗に入るのですが、店主の女性を縛り付けるまでは良かったものの、次から次へとお客さんがパンを買いにきてしまう、という実話に基づいた物語。淡々とした空気感でテンポよく進んでいくストーリーに、どんな展開が待ち受けているのかハラハラさせられました。
●「ロブ」(監督:ハッサン海)
今年度のショートショートフィルムフェスティバルでCinematic Tokyo部門優秀賞を獲得した作品。父親が遺した漫画シリーズの第二巻を探しに東京まで来た17歳のアメリカ人少年ロブが、東京中を探し回るうちに実は漫画の中の世界が現実で、自分が主人公であることに気付いていく、というストーリー。東京を舞台にした作品により親近感がわいたのか、観客ものめりこんで観ていました。
注目のフード
映画のお供となったフード。主なキッチンカーのお店の中身をご紹介します。
●メキシカンハウス
体に優しいメキシカンのキッチンカー。トッピングが選べるタコライスは、白米だけでなく五穀米も選べるのがすごい。自家製タンドリーチキンやパクチーのトッピングが効いたチャーシューも絶品でした。
●ソーセージ&サラダハウス
自家製ソーセージや、野外でも手軽に食べられるピンチョスを用意。名物のソーセージは、自家製のお米と春雨、ミカンの葉や10種のスパイスを調合したこだわりの逸品。ボリューミーな肉の旨味とスパイスの絶妙な味わいでビールが進みました。
●チキン&ポテトハウス
大きなチキンレッグと自家製ソースが絶品のお店。香川県の農家と協力して作られたオーガニックのホットレモンやホットワインなど、体を温めたい夜にぴったりのドリンクも揃っていました。洋梨のホットサングリアは優しい甘みがじんわりと体に染み渡りました。
●BLUEMOON
アメリカ・コロラド州デンバーで生まれた全米売上NO.1のクラフトビールが販売されていました。バレンシアオレンジの皮を使った微かな甘さが特徴で女性でも飲みやすいビール。今回も女性観覧者も多くいたので、美味しく観覧できたはず!
品川国際映画祭は、期間限定の幻想的な非日常を楽しめる画期的な場所でした。映画好き、近隣のビジネスパーソンは、ぜひ来年も開催されることを祈って、疲れを癒しに、非日常感たっぷりのアウトドア感に、ひとときの羽を伸ばしに出かけてみてはいかがでしょうか。
【参考】
品川国際映画祭