季節も秋に差し掛かり、涼しい気温の時期となってまいりました。気温が変われば美味しく感じる食べ物や飲み物も変わってくるもので、これからは日本酒が美味しく感じる季節になってくるのではないでしょうか。
そんな中、2019年10月より、誕生して35周年を迎える日本酒「久保田」がブランドをリニューアルすることに。また、新商品も発売されます。
日本酒「久保田」がリニューアル
「久保田」は35年前の1985年に誕生しました。当時、清酒業界は低価格化が進んでおり、また、日本酒離れの流れも。そんな中、「日本酒の失地回復を図り、日本酒を真に文化の香り高い国酒に育て上げる」というコンセプトのもと「久保田」は作られました。時代の背景を読み取り、今までになかった淡麗辛口という新しい味わいが、現在まで多くの支持を受けています。
また、近年では日本酒ブームが起きる一方、日本酒全体の販売数量は減少。「久保田」は今一度日本酒を飲んでもらうために、ブランドをリニューアル。新たなブランドメッセージ「常に進化する美味しさ」を掲げ、常に時代に相応しい挑戦や、美味しさを追求し続ける日本酒ブランドとして生まれ変わることとなりました。
まずは、特別な時を味わうプレミアムラインの「久保田 萬寿」ライン、デイリーラインの「久保田 千寿」ラインをメインとして展開。また、日本酒になじみのない方にも手に取ってもらえるよう「久保田 純米大吟醸」のパッケージもリニューアル。さらに、実験的な商品に挑戦していく「KUBOTA LAB(仮称)」ラインもスタートします。
リニューアル第一弾として「久保田 千寿」ラインの新商品「久保田 千寿 純米吟醸」を発売。以降、現在の商品をリニューアル・再編しながら、新商品を発売していきます。
久保田 千寿 純米吟醸
近年、日本酒は和食店以外の幅広いジャンルのお店で提供されるようになり、日本酒を楽しむ場面は多岐にわたっています。
そのような傾向もあり、「久保田 千寿 純米吟醸」はすっきりとした味わいの「久保田 千寿」の特徴はそのままに、バランスの取れた料理の邪魔をしない飲み味に。柔らかい口当たりのドライな味を楽しめます。さっぱりした料理はもちろん、コクのある料理とも相性抜群。洋食、中華などともよく合います。
まずは、来月16日より出荷され、先行して飲料店向けに発売されます。
変化を続ける需要に合わせ、伝統と歴史を大事にしつつも新しく生まれ変わる日本酒「久保田」。お酒好きの方はこの機会に一度味わってみてはいかがでしょうか。
- SENSE(センス) 2015年10月号 (2015年09月10日発売)
Fujisan.co.jpより