1988年、BOØWYの最後のGIGSが初めて完全盤として蘇る
— BOØWY35th (@boowy35th) 2019年3月7日
『LAST GIGS -THE ORIGINAL-』
2019年6月12日発売
予約受付中 → https://t.co/ONpNIHrxqR
作品詳細 → https://t.co/iMYknmRun1pic.twitter.com/6t0U6APu0Y
伝説のロックバンド「BOØWY」がデビューから35周年を迎える今年、動きが活発になりファンがザワついている。
BOØWYは1988年4月4・5日の東京ドーム公演を最後に解散。その後、度々復活も囁かれたが実現には至らず。それが今年、元メンバーの布袋寅泰がリリースするアルバム「GUITARHYTHM 6」(5月29日発売)に松井常松(ベース)、高橋まこと(ドラム)が揃いレコーディングを行った。新曲は『Thanks a lot』、3人が口を揃えて「31年ぶりとは思えない」と語るほど、気が合って制作された一曲は往年のBOØWYを彷彿とさせるビートサウンドに仕上がっている。
超難問カルトクイズ!
このアルバムリリースに続き、5月30日にはTwitterで発表がありオフィシャル初の「BOØWY検定」がスタート。
【35周年を迎えたBOØWY、オフィシャル初となる「BOØWY検定」がスタート!】
— BOØWY35th (@boowy35th) 2019年5月29日
6月12日 BOØWY『LAST GIGS-THE ORIGINAL-』発売記念企画
子安次郎氏などBOØWYゆかりのスタッフが監修!
全50問正解した人の中から抽選で100名様にBOØWYオリジナル・コースターをプレゼント!
https://t.co/HzP6iuzItapic.twitter.com/FcviOZxMj3
詳細)https://sp.universal-music.co.jp/quiz/boowy/
初級20問、中級20問、上級10問の計50問が出題されている。東芝EMIのディレクターである子安次郎さんなど、BOØWYにゆかりのあるスタッフ陣が渾身の問題を制作したそうだ。
元メンバーの高橋まこと氏が早速挑戦したが全問正解とはいかなかったようで、「他のメンバーだったら正解率50%ぐらいかなぁ~~~。90%正解であればあなたは立派なボウイファンです!!」とコメントしている。
私もチャレンジしてみたが成績は散々。でも、懐かしい単語が沢山出てきてあの頃を思い出すだけでもすごく楽しい。
50問全問正解すると、抽選で100名にBOØWYオリジナルコースターがプレゼントされるそうだ。
このBOØWY検定企画は、東京ドーム解散ライブ2日間の音源を初めて完全収録した
「LAST GIGS -THE ORIGINAL-」が6月12日に発売されることを記念したもの。
■BOØWY『LAST GIGS -THE ORIGINAL-』
CD4枚組+特製2WAYトートバッグ+ステッカー封入、BOX仕様、プレイパス対応
更にもうひとつ情報として、アルバムリリース前の6月9日
CS「MTV」で「BOØWY Video &Live Special」が放送される。
■初回放送:6月9日(日)20:00-21:00
リピート放送:6月14日(金)19:30-20:30、6月17日(月)26:00-27:00
再結成はあるのか?
このような、BOØWYデビュー35周年で盛り上がる中、沸々とファンの願いが込み上がってくる。それはもちろんボーカル氷室京介が揃った4人でのBOØWY復活である。
しかし、現段階でBOØWY再結成は難しい。ファンならご存知かと思うが氷室さんは現在、耳の調子が悪いため音楽活動を休止しているのだ。2014年にライブを休止することを宣言し、今日まであまり情報が公にされていない。だから今はどう考えてもムリ。というか、BOØWY復活どうこうよりも耳の状態が良くなることを第一に考えて治療して欲しい、そして音楽シーンに還ってきてくれることを願う。
ファンの皆さんも、きっと同じことを思っているはず。
一人のファン誕生の経緯
最後に、ちょっとした思い出話を。懐かしんでくれる人も多いと思う。
BOØWYが、一般的に名が知られるようになったのは1986、87年くらいだったかと思う。
当時は、おニャン子クラブが人気で少年隊などのアイドルがまだまだ全盛の時代だった。更に、マイケル・ジャクソンやマドンナなど洋楽が流行り、新鋭のロックバンドはちょっとブレイクしにくいた感じがあった。
そんな日本音楽シーンで、徐々に頭角を現してきたのがBOØWYだった。とりわけ男性ファンが多く、友達に、“ヴォウイ、バウイ”とBOØWYを誇張して呼んで大好きな奴がいてウザかった(笑)。私はその頃洋楽が好きだったので、BOØWYはラジオで流れる曲を知るレベルだった。
[いきなり!フライデーナイト]
しかし、あるTV番組がきっかけで意識がガラッと変わる。その番組とは関東ローカルで金曜深夜に放送していた『いきなり!フライデーナイト』(フジテレビ)。
MCは渡辺徹と山田邦子、スタジオ生放送で、ゲストを招き、週末エンタメ情報を流したり、ゲームで遊んだり、わちゃわちゃ展開するバラエティだったが、そのオープニングで流れていたのがBOØWYの「JUSTY」だった。毎週「♪JUSTY~季節外れのア~イリス」が耳に残って、いつの間にか口ずさむようになっていた。
そんなある時の放送で、本当にいきなりBOØWYが登場したのだ。「え!? バラエティとか出る人たちなの? とんがってお笑いとかにツバ吐くタイプじゃないの?」
そんなイメージが心のどこかにあって凄く驚いた。もちろんBOØWYがバラエティ番組に出たことすらほぼなかったと思う。
“呼ばれて嫌々出たのかな?”と思ったら、「曲を使っていただいていて嬉しかったから」とオファーに感謝して出演した経緯をあとで知ったが、放送ではニコニコして楽しそうだった(と見えた)。
“こういうおちゃらけに理解あるんだ、ステキやん!” 印象がガラリと変わり、翌日CDを借りて当時買ったばかりのCDデッキでダビングした。そして毎日聴くようになり、いつしかファンになっていた。
ところが、ブレイクして人気絶頂、これからが楽しみ!というときに、ささっと解散してしまった。私のように、ファンになってすぐに肩透かしをくらい、なんか熱狂もできず満腹気分を知らないまま終わってしまった人は多いのではないか。そしてだから伝説になったのだと思う。
きっかけはどうあれ、解散から30年以上経ってもファンで居続けられる気持ちは凄くよく分かるつもり。今年、まだまだ何かありそうな気がするのだが・・・。
- GQ JAPAN(ジーキュージャパン) 2015年1月号 (2014年11月22日発売)
Fujisan.co.jpより