飼い主にとって、可愛いペットの生き写し3Dフィギアを手に入れるのは夢の一つ。モニュメントやアクセサリーとして傍らに置き、いつでも身近に存在を感じていたいものです。
そんな夢が手軽に実現できる時代が到来しました。
夢の担い手は、日本初200分の1秒という超短時間の3Dフォトスキャン「3D SNAP」を制作販売する株式会社CCCフォトライフラボ(以下、CCCフォトライフラボ)です。
計64台のカメラで同時にスキャンするフォトグラメトリを採用した「3D SNAP」は、ものの数秒で撮影が終了する優れもの。従来のターンテーブルを使った3D撮影サービスでは難しかった幼児や動物などの被写体や、座位・立位などの安定したポーズ以外に、被写体に負担をかけてしまうような撮影もスムーズにできるようになりました。
写真)動きまわるワンちゃんでも大丈夫!(実際に見学したところ、普通のカメラのシャッターが切れるスピードと差異がないように感じられました)
写真)スキャンデータはその場で取り込み加工できます。
この「3D SNAP」フォトスキャナーは移動可能な設計になっており、イベント会場などで出張撮影をすることもできます。
CCCフォトライフラボでは市場調査をかね、スポーツをはじめさまざまなイベント会場にて撮影会を開催したところ、もっとも反響があったのがペット関連の催しだったそうです。撮影体験者のうち50%が撮影カットの購入に至っており、実際に完成したフィギアを見て「うしろ姿までそっくり!」「毛なみも再現できている!」などの声がよせられ好評だそうです。
ペット撮影に特化したスキャナー(撮影対象は中小型犬)は、屋内にかぎり縦1.8m×横1.8m×高さ1.3m以上のスペースがあれば設置可能。必要電力3000ワット(100V・30A)、家庭用100Vコンセント1口で対応でき、機材はバンクラスの乗用車で運搬できます。
CCCフォトライフラボでは「ペットをより身近に感じ、記録するものとして「フィギュア造形」の需要が高まっている。中にはペット葬やペット墓石などをはじめ、ペットとの思い出や記憶の繋がりを求める飼い主さんもいらっしゃる」
とのべ、今後、動物病院・トリミングサロン・写真スタジオなどのペット関連事業者を中心に、3年以内に全国50台の導入を目標としています。
現在、個別の3D撮影などは、CCCフォトライフラボ本社(新宿区西新宿)のスタジオで受け付けており、希望者は専用のホームページから申し込むことができます。撮影後、スキャンされた3Dデータはパソコンやスマートフォンから確認や購入が可能。Facebook投稿用3Dデータの販売も受け付けているそうです。
気になるフィギアの価格は、1,000万色の以上のフルカラー造形で毛並みや模様をよリアルに再現できる「樹脂タイプ」が、Sサイズ(長辺5cm)19,800円、Mサイズ(長辺10cm)69,800円、Lサイズ(長辺15cm)128,000円。
再現性は樹脂に多少劣るものの、お求めやすい価格で購入ができる「石膏タイプ」は、Mサイズ(長辺10cm)29,800円、Lサイズ(長辺15cm)59,800円となります。(Sサイズは無し。石膏タイプは2019年4月より販売開始)
写真)バレーの“キメ”ポーズをスキャン。発表会の記念3Dフィギアの出来上がりです!ちなみに隣の男性フィギアは、CCCフォトライフラボの代表取締役社長 CEO 白砂晃氏。
写真)そして中央が“本物”の白砂社長。
撮影された3Dデータは、フィギア以外にもVRなど仮想空間で動くアバターとして利用できるほか、身体測定やフィッテングも可能。WEB上で様々なコーディネートや洋服のネット通販などに活用できビジネスチャンスの未来が広がりますね。
事業用の販売価格は、初期費用(スキャナー本体代込み)で450万※(プランにより価格が異なる)。スキャナー販売以外にもメンテナンス、データ加工、販売代行、3Dフィギアの出力などのサポートプランを事業規模にあわせて選べるそうです。
さまざまな場で活躍が期待できる3Dフォトスキャン「3D SNAP」。事業の一環として導入したいと思う業者さま、また、ペットの3Dカットやフィギアがほしい!とお望みの飼い主さま、今後の「3D SNAP」の展開に注目ですね。
詳細は、専用ホームページ https://3dsnap.jp/ まで
- 映像情報インダストリアル
Fujisan.co.jpより