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デートで「フェルメール展」に行かれる人に絶対!読んで欲しいミッフィー絵本とは…



ついに東京・上野の森美術館で「フェルメール展」がスタートいたしました。芸術の秋を口実に、デートで訪れる予定の方々も多いのではないでしょうか…。にわかフェルメールファンの小生の一番の注目は、なんといっても石原さとみ様の音声ガイドでございます。それも今回は、来場者に無料で貸し出されるとのこと…。石原さとみファンには、たまりまセブンでございます。


石原さとみファンならずとも、音声ガイド無料はうれしいかぎりでございます。絵に詳しくなくても間が持つので、デートにも役立つこと間違いナッシングでございます。


さまか!展示は8点のみ…


ちなみに、ヨハネス・フェルメールは、17世紀に大活躍!オランダ絵画黄金時代の巨匠でございます。作品が少ないことで有名な画家様で、現存する作品はわずか35点とか…。


今回のフェルメール展には、そのうちの8点が集結!日本美術展史上最多とのこと。貴重な機会なのでございます。ということは、展示される絵は8点のみ?そんなことはございません。会場には、ハブリエル・メツー様やピーテル・デ・ホーホ様など、フェルメールと同時代の画家の皆様の傑作が並んでおります。


肖像画、宗教画、静物画、風俗画などテーマごとに部屋が区切られており、当時のオランダ絵画の世界がお楽しみ頂けます。そして、最後の部屋にフェルメール様のお部屋がご用意されております。その名も「フェルメール・ルーム」。こちらはフェルメール様の絵のみの展示になっております。フェルメール様の作品が一堂に会しております。


「フェルメール・ルーム」を出ると、美術展のお楽しみのひとつ。グッズ売り場でございます。このグッズ売り場で女子が一番気になるのが、ミッフィーのぬいぐるみでございます。




こちらは、女子に大人気のキャラクター、ミッフィー(うさこちゃん)様がフェルメール様の名画「牛乳を注ぐ女」のコスプレをした人形でございます。


そう、フェルメール様とミッフィー様の夢のコラボでございます。


実はミッフィー様は、2012年、東京都美術館のリニューアルオープン第一弾として開催された特別展「マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝」の際にも、フェルメール様の代表作「真珠の耳飾りの少女」にコスプレ、ぬいぐるみとして販売され、大人気でございました。


そういう意味では、ミッフィーファンにも、たまりまセブンな美術展なのでございます。殿方はその辺を強調してお婦人をデートにお誘い申し上げるとよろしいかと…。


でも、なぜミッフィーとフェルメールなのか…


ミッフィーの作者、ディック・ブルーナ様もフェルメール様と同じオランダ生まれなのでございます。フェルメール様は、目に見えるものをより正確に、目に見えるとおりに描かれました。一方、ブルーナ様は、できるだけ少ない線や色で象徴的に描くのが特徴でございました。とても対照的でございます。がしかし!でございます。


お二人とも、けんかや争いごと、もめごとをほのめかすような場面の絵を一切描いていないという共通点をお持ちなのでございます。


ここでやっと本題ですが、そんなフェルメール様とブルーナ様がコラボレートした絵本があるのでございます。ぬいぐるみだけではないのでございます。


それがこちら。



「ミッフィーとフェルメールさん」(構成:菊地敦己 文:国井 美果 出版社: 美術出版社)

副題は「こどもと絵で話そう」。ミッフィー様がフェルメール様の作品を案内する、そんな内容になっております。もちろん、大人も楽しめます。ポップでお手軽な美術書としてもオススメでございます。巻末にも詳しい解説がございます。フェルメール展デートの際にプレゼントすれば、ご婦人のハートをキャッチすること間違いナッシングでございます。


デートでフェルメール展にお越しの際には、是非、こちらの絵本もチェックしておいて頂ければと…。きっと、お役に立つはずでございます。


(文:絵本トレンドライター N田N昌)





フェルメール 6月増刊号 (2012年06月07日発売)

Fujisan.co.jpより


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