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森星、安藤桃子、ゆう姫がデザイン。特別なフェンディ「ピーカブー」がGINZA SIXで展示中


GINZA SIX 6階「銀座 蔦屋書店」内の「GINZA ATRIUM」にて、『フェンディ  ピーカブー ~世代を超えて受け継がれるアイコン~』展が9月11日から開催され、森星さんら著名人がデザインしたバッグ「ピーカブー(PEEKABOO)」を見ることができます。

同展示は、2014年に英・ロンドンでスタートし過去5回行われているチャリティ企画「ピーカブー プロジェクト(PEEKABOO PROJECT)」の一環として行われているもの。選ばれた著名人がオリジナルバッグ「ピーカブー」を制作し、オークションにて販売。収益はチャリティ団体などに寄付されます。

2018年は「ピーカブー」が誕生し10周年を迎えるため、それを記念した「ジャパン ピーカブー プロジェクト(THE JAPAN PEEKABOO PROJECT)」を展開。会場では過去の「ピーカブー プロジェクト」で制作された6点の作品を含む特別な「ピーカブー」が公開されています。

フェンディの華麗なる成功。そのカギは女系歴史

フェンディは、1925年にローマにてエドアルド・フェンディ、アデーレ・フェンディ夫妻により創業。5人の娘全員が事業を継ぎ、3代目のシルヴィア・フェンディが「ピーカブー」を誕生させるなど女系のファミリーが活躍する企業です。

「ピーカブー」の誕生10周年となる今年は、そんなフェンディ創業者や女系の歴史に敬意を表し「世代を超えて受け継がれるアイコン」をテーマに、ファンションモデルの森星さん、映画監督の安藤桃子さん、シンガーのゆう姫さんら、祖母や母の親子3代で活躍するセレブリティを「ピーカブー プロジェクト」のデザイナーに選出。9月10日に同会場で行われた内覧会では、それぞれがデザインしたオリジナル「ピーカブー」をお披露目。トークセッションでは3名のセレブリティが登場し、自身がデザインしたバッグのコンセプトやこだわった点などが語られました。

森星さんは「フェンディは、家族の絆や強さ優しさを感じられる大好きなブランド。オファーをいただいたときは感激しました!」と笑みを浮かべ、「森家は全員クロが好き。ファミリーが揃うとなぜか “まっくろ”になる」というエピソードから、リスペクトする祖母や母が好きなブラックカラーをベースに、ビーズなどの素材をミックスしたデザインのオリジナル「ピーカブー」を披露。着物にもマッチするようにと、花の刺繍も施したシックでゴージャスなバッグが完成しました。

「観る方に何かを感じてもらえるようなバッグにしたかった」という安藤桃子さんは、住まいのある高知県が誇る世界で最も薄い和紙「浜田和紙」をデザインに取り入れるなど、フェンディの職人が驚くほど “こだわりまくった”そう。

安藤さんは、「つい自分の生活のことで精一杯になり、感謝する気持ちなど忘れてしまう。自分の出産を通して、先祖から受け継いだ命の繋がりの先頭にいると実感。命と家族のつながりに感謝した」というエピソードを披露。オリジナル「ピーカブー」には、そんな自然の恵や脈々と続く命の大切さへの想いも込めているそうです。

ゆう姫さんは「なんてロマンチックな企画だろう…と思って参加させていただいた。私で良いの?という気持ち。抽象的でフィーリングを大事にする作曲と違い、具体的に表現するデザインは慣れてないので、チャレンジングでした」と、制作を振りかえりました。

父は俳優の松田優作さん、母は女優の松田美由紀さん。そして松田龍平さんと松田翔太さんを兄弟にもつゆう姫さんは「早くに父を亡くし、母子家庭だったので4人の絆は深かった。ライブがあると特に約束をしたわけでもなく兄弟が集結したり年齢を重ねるほど仲が良くなってゆく。家族は切磋琢磨できる存在で、兄弟を越えた何かを感じている」と話しました。

ゆう姫さんがデザインした「ピーカブー」は、母親と自分を表現したという“女の子”が2人重なっているオリジナルイラストが印象的で、“癒しの雰囲気”が漂うデザイン。「ファッションはパンクなのに…意外!」と、森さんと安藤さんが驚くと「内面が…つい出てしまいました」と照れ笑いを浮かべました。

3人がデザインした「ピーカブー」の収益は、それぞれ指定した団体に寄付されるほか、フェンディ ジャパン代表取締役社長 ベアトリーチェ・モングイディ氏からは、9月6日に起きた北海道胆振東部地震に対し、フェンディとして今回の収益とは別に同金額を日本赤十字社に寄付することが発表されています。

写真)フェンディ ジャパン ベアトリーチェ・モングイディ氏

『フェンディ ピーカブー ~世代を超えて受け継がれるアイコン~』展は、9月11日(火)~24日(月・祝)まで、GINZA SIX 6階「銀座 蔦屋書店」内の「GINZA ATRIUM」にて開催。3名のオリジナル「ピーカブー」の他にも、過去の「ピーカブー プロジェクト」に参加したミュージシャンのアデルや、現代美術家の松井冬子氏の作品など6点の作品が展示されます。

詳細は、特設HP「ジャパン ピーカブー プロジェクト」 https://www.fendi.com/jp/ まで。

Pen(ペン)2018-09-01 発売号
Fujisan.co.jpより
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