それは11日に都内で行われた、7月14日スタートのBSジャパン「真夜中のドラマJ グッド・バイ」(深夜12:00)の制作発表会見でのこと。主演の大野拓朗、共演の夏帆が参加した。
作家・太宰治による未完小説を原作にした漫画をドラマ化。平成のモテ男・田島毛収(大野)が、高校時代の先輩・別所文代(夏帆)と共に、自分の5人の愛人との関係清算に奔走していく姿を描く。
5人もの女性と関係を持つモテ男を演じた大野。役作りは、現場のスタッフのなかにいる二股男を参考にしているそうで大野は「その彼が役作りにすごく使える。純粋に真っ直ぐに『2人とも好きなんです』という。なんか放っておけない。人たらしなんでしょう。だからゲス可愛いなぁという目で見ている」と擁護コメント。すると夏帆は「私は蔑んでみていますけどね」と冷たい目で笑わせた。
大野は役柄について「一般的に見ると、確かにゲスなことはしているけれど、どこか憎めず。そもそも関係した女性をまっすぐに純粋に、全員を愛しているので、僕は悪いことは一つもしていません。好きな人といるときは世界で一番可愛いと思っているし、不倫でもなく、愛人でもなく恋人!」と正当性を主張。
佐津川愛美、佐藤玲、三浦透子、田中千絵、奥菜恵ら愛人に責められるシーンがあるも「幸せです。終盤のシーンで愛人が円陣を組んで一度に揃って責められるのですが、幸せでした。こんな美女たちが恋人なのかと…。怒られているんだけれど、気持ちが良かった」とゲス開眼だった。
ちなみに大野は自称「モテ期というものがないくらい、生まれてこの方モテ続けてきた」という、まさに平成のモテ男。そんなビッグマウスぶりに夏帆は若干ひきつつも「大野さんはゲス可愛いです。芝居をしていて、時々子犬のような顔するときがあって、そんな時に“ずるいな、ゲスいな”と思う」とハートを射抜かれていた。
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Fujisan.co.jpより