5月の第二日曜日(2108年は5月13日)は「母の日」です。毎年恒例のイベントに今年は何をプレゼントしますか? 定番の花?それとも…買う前に最新のトレンドも知りたいところですね。
そのようななか「母の日」について気になる意識調査を、手爪用補修液「Dr.Nailディープセラム」を発売する興和株式会社が発表しています。
これは18歳~25歳の娘200人、及びその年齢層の娘を持つ母親200人に「母の日のプレゼントに関する意識調査」を行なったもの。「プレゼントを選ぶ際に困ったことは」という質問において、「母の欲しいものがわからない」という悩みをもつ女性が、実に約半数の(102名)もいたそうです。
2位には「ネタ切れ」(44名)と続き、毎年恒例のイベントに頭を悩ませている人が多くいるのが分ります。
今どきママが欲しい「母の日」のプレゼントは?
また、同意識調査では「娘から贈る予定のプレゼント」についても質問しており、結果は「食事」と答えた人が最も多く(44名)。続いて「花」が(41名)、「スイーツなど食品」(37名)となっています。
定番と思われていた「花」のプレゼントよりも食事やスイーツなどが人気で、どうやら“花よりも団子”のようです。筆者個人としては4位にランクインの「旅行」(25名)が気になります。(これは少々単価が上がり気味…旅行をポン!とプレゼントできるような経済状態になりたいものです。)
さらに、母親を対象に「欲しいなと思いながらも買わないモノは?」(複数回答可)という質問をしたところ1位は「美容・健康器具」で(89名)。2位は「アクセサリーや洋服」の(63名)。定番の花は(62名)で3位にランクインする結果となりました。
美容器具がプレゼントとしてウケる理由
さて、先の意識調査において母親が「欲しいと思いながらも買わずにいるモノ」の1位になった「美容・健康器具」ですが、女性の消費行動に詳しいマーケター牛窪 恵 氏によると、近年、母と娘が友達のように仲が良い「仲良し母娘」が増えており、母の日のプレゼントのトレンドにも影響を与えているそうです。
牛窪 氏は、「現代は核家族や一人っ子が多く、また、昨今は7~8割の女性が結婚するまで実家暮らしをしているためか、仲の良い母娘は日頃から一緒に買い物に行き、母は娘と情報を共有することで自分の若さを実感している(できている)」と説明しています。
特に20代女性の母親は、青春時代にバブルを経験している方が多く、美容に関する感度が高い女性達。髪や肌といった自身の容姿に非常に気を遣う方が多い傾向にあり、そのような背景から美容に関する情報を娘と共有でき、さらには一緒に使用して楽しめるようなものが「母の日」のプレゼントに適しているそうです。
また「母の日のプレゼントの予算は数千円」という人が多く、使いきれる・手軽に持ち運べるようなものが人気を集めているそうで、一緒に綺麗になれる“手軽な美容グッズ”などは、母、娘、両方に支持される傾向にあるようです。
確かに、互いに楽しめるモノや時間を贈るのは子供にとっても有意義です。例えば、前出の興和株式会社では、「母の日」のキャンペーンとして娘から親への一方的なプレゼントではなく“親子ぺア”で楽しめるプレゼント企画※を実地しています。
※出典 https://www.instagram.com/deepserum_campaign/
一緒に「食事」をするなどはプレゼントする側も楽しめるので、つい選んでしまいがち。しかし、トレンドに敏感な娘世代が選ぶ最新の「美容・健康器具」のプレゼントは、母親にとっては未知の情報でもあり、プレゼントする側にはない視点かも知れません。できれば親子共々いつまでも女性らしく綺麗でいたいもの。今年の「母の日」には、母、娘で「美」の共有などいかがでしょうか。
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Fujisan.co.jpより