医療や食事の改善で平均寿命が延びているのは、何も人間だけではありません。そう、愛するペットも長生きする時代です。しかしこれはペットの高齢化が進んでいるとも言い換えられ、特に老犬の介護は深刻なようです。
パナソニックはこのほど室内で老犬介護の経験がある500人を対象に、「老犬の介護」に関する意識・実態調査を行いました。
まず、苦労した点について聞くと約8割が「トイレの処理」と回答(77%)。これは「おむつを取り替える」、「汚れた体を拭く」、「床を掃除する」など、工程が多いことやニオイ対策が必要なことが理由として挙げられます。続いて「食事の介助(62%)」、「歩行の補助(59%)」となっています。
介護した犬の症状は60%が「食事にひと手間かける必要がある」、42%が「寝たきりになっている」とのこと。これらは精神的にも肉体的にも重労働で、老犬介護の大変さが伺えますね。
さて、室内犬を飼う上でニオイは気になるものですが、介護が必要な犬と健康な犬では違うものなのでしょうか。「介護中は健康な時よりもニオイが気になりますか」という質問では7割以上が「そう思う」と回答しています(72%)。
そして「飼い犬のニオイが部屋についた」と感じたことのある人も半数以上(54%)。「飼い犬のニオイで体調が悪くなった」と感じる人も24%でした。
具体的なシチュエーションでみると「老犬を介護していた頃は、友人たちを招いて食事をしても、直ぐ散会となっていた。以前は食後もゆっくりとお茶を飲みながら話をしていたのに、それがなくなった(57歳)」や、「負担がかかるのでお風呂にあまり入れられなかった。顔や口を触らせたがらない子に育ててしまったので、濡れタオルなどで拭こうにも嫌がって綺麗にしてあげられなかった(46歳)」といった後悔の意見が。つまり、ニオイ問題はしっかりとした対策が必要なのです。
どうする?愛犬ニオイ対策
では、飼い主のニオイ対策をみてみましょう。過半数を超える57%が「ニオイ対策を行っていた」とのこと。ニオイ対策の1位は「消臭スプレー(72%)」、2位は「置き型の消臭剤(56%)」という結果でした。
また、“効果”に満足していた人が最も多かったのは「シャンプーをこまめにするなど、飼い犬自身を清潔に保つこと」で82%。しかしこれは“手軽さ”の点では最下位の48%となっており、効果は高いものの飼い主への負担が大きいことが伺えます。「シャンプーするのが一番良いとは思っていたが、大型犬を週に一度洗って乾かすのは大変だったし、そもそも犬にとって負担になると思い、回数を減らさざるを得なかった(46歳)」などの意見もよく分かります。
パナソニックが販売している「ジアイーノ」は、次亜塩素酸で空気を洗う空間除菌脱臭機。水道水と塩を電気分解し、脱臭だけでなく様々な菌・ウイルス対策に効果がある次亜塩素酸を生成します。そして、空気清浄機が苦手とする“発生し続けるニオイ”にも効果的。愛するワンちゃんとお互い健やかに過ごすための必需品かもしれません。
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Fujisan.co.jpより