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大人が本気で考えた!戦争で「実践&立案」された奇怪大作戦


トランプ米大統領の命令によって10月に一部公開されたケネディ元大統領暗殺に関する機密文書。その中には、CIAがキューバのカストロ暗殺計画の手口が示された内容もあったそうです。それがどんなものかというと、皮膚病をひきおこす細菌をまぶしたダイビングスーツをカストロにプレゼントしようとしたり、現れる海岸の貝に爆弾を仕込んで爆死させようと真剣に考えていたことがうかがえます。


 


机上の空論というか、ちょっと現実離れした計画ですが、世の中にはこういった大人が本気で考えた「どうかしちゃってる」作戦は多くあります。今回は緊迫した国際関係において立案されたにわかに信じがたい奇怪大作戦を紹介します。


 


CIAのロマン編



 


以下はアメリカのCIAやその前身組織が編み出したロマン作戦です。


 


日本をガッツリへこませる「富士山ペンキ作戦」


 


第二次大戦中、アメリカが日本の士気をべっこりヘコませるために立案された作戦がこれ。日本国民から愛され、国の象徴ともいえる富士山。この上空からペンキを大量に投下し、真っ赤に染め上げ戦意を削ごうという計画が持ち上がりました。一旦は良策として承認されかけましたが、よくよく調べると、とんでもない経費がかかることが分かり廃案となりました。


 


争いごとはらめぇぇぇ! 「ヒトラー女体化計画」


 


近年、日本の戦国武将や三国志の英傑がゲームやアニメなどの創作物で女性として描かれることがよくありますが、ガチで女性化されそうになったのが20世紀最大にして最悪の独裁者といわれるヒトラー。


 


第二次大戦時のアメリカが、多くの民衆をその演説で囲い込んだヒトラーに女性ホルモンを投与。女性化させ声を高くし特長のヒゲを落とさせ権威を失墜させようと目論みました。食事を用意する人間を買収し投与するルートは作ったようですが、結果は失敗したようです。


 


初陣飾れず……、悲しきアコースティック・キティーちゃん


 


犬やコウモリに爆弾をくくりつけて敵陣に放つなど軍用に扱われた動物は多くいます。そんな中、スパイ猫として誕生したのがアコースティック・キティー。猫にスパイをさせようと目論んだCIA。そもそもしつけが難しい猫ですが、そこはエキセントリックな手術を試みます。


 


ネズミを追いかけないように常に満腹でいるよう施術。また盗聴活動のためマイク、アンテナ、電池を埋め込みました。そんなキティーちゃんの初任務は、離れた公園のベンチで話す2人の会話を盗聴するというもの。


 


「行け! キティーちゃん!」


 


解き放たれるスパイ猫…………


 


 


 


どーーーーーん!!!


 


 


 


タクシーにひかれ殉職しました。


 


これを受け、実用性に欠けるとし運用を断念しました。


 


こんな兵器が運用されるならガンダムはまだまだ編



 


おそロシア……「うんこ爆弾」


 


その昔、糞尿が兵器として運用されることは珍しくありませんでした。しかし近代でも使われることがあるかもしれないといいます。ロシアのサンクトペテルブルクで数年前、糞尿兵器うんこ爆弾の特許が取得されました。これはまず戦車の操縦士が専用容器に排便。満たしたら密閉し装填、敵陣に発射するという打ち込まれた方も仕込んでいる方も情けなくなる兵器。


 


しかしそこがこの爆弾のいいところであるという発明者は、この爆弾使用により第一に戦車内の不快な臭いが解消される、第二に命中によって敵兵の戦意を著しく低下させると解説しているそうです。


 


 戦闘を忘れるほどに求めあう……「ゲイ爆弾」


 


戦いを収めるのは愛……なんて言いますが、この考えが兵器として運用されかけたことがあります。1990年代、アメリカ空軍は敵が戦闘よりも性的なことに関心を向けさせるホルモン爆弾、いわゆる「ゲイ爆弾」の製造を検討したそうです。呼吸や皮膚から化学物質を摂取すると同性愛を引き起こし、抵抗できないほど兵同士がひかれあうんだとか。


 


しかしこの計画は後に放棄。ゲイコミュニティのリーダーは、これまでゲイやレズビアンの男女は勇敢に戦い、功績も残した例は多くある。ゲイになれば戦闘が停止するなどバカげた話、と不快感をあらわにしていました。 


 


にわかに信じがたい作戦の数々。しかし、いい大人が、しかも相当な知識人たちが本気で運用を目指した作戦。これらは人命遵守からきているともいわれています。けったいな作戦でも心身が傷つかないものなら、たくさん考えてほしいものです。


 


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