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9月以降も注意が必要!感染症の原因にもつながる「雨季化バテ」とは?その正体と対策法を紹介



今年の9月からは昨年と同じく厳しい残暑となるようですが、昨年とは異なった対策が必要です。今年の夏は高い気温となった一方で雨の日が多くなるなど、まるで熱帯の雨季のような気候になっています。


このような環境では「雨季化バテ」や、その影響による感染症に注意が必要だと専門家は語ります。今回はこの雨季化バテの症状や対策などについて紹介していきます。


雨季化バテとは



9月に入っても、東京では秋雨前線の影響で雨や曇りの日が続いています。東京都心では18日連続で1mm以上の雨を観測※1。日照時間は関東甲信越で平年の31%※2にとどまるなど、まるで梅雨が戻ったかのような不安定な天候が続いています。


このような環境で注意したいのが「雨季化バテ」です。雨季化バテは高温多雨が常態化しているなか、突発的な豪雨や台風、雨上がりの高湿度、冷房の効いた屋内との温湿度差が重なり、体温調節や自律神経への負担が蓄積して、だるさ・食欲低下・睡眠不調などが続く状態を指します。


雨季化バテの原因としては、湿度の高さにより汗が蒸発しにくく、体の熱を逃せなくなることがあげられます。雨や曇りで気温がそれほど高く感じられない日でも、湿度が高いと汗は蒸発しにくくなるため、身体の熱を外へ逃がしづらくなってしまいます。


その他には、激しい温湿度差により自律神経が休めないこと、暑さのストレスで食欲が低下することで起きる栄養不足や睡眠の質の低下なども原因としてあげられます


一般的な夏バテとは違い、暑さだけでなく、雨や湿度、気圧、急激な温湿度差が身体への負担になり雨季化バテの原因となってしまいます。


雨季化バテは感染症のリスクにも



体温調節や自律神経への負担により、だるさ・食欲低下・睡眠不調などを引き起こす雨季化バテ。これらの症状は身体の回復力や免疫バランスの低下につながり、体が感染症にかかりやすい状態になる可能性があります。


今年の夏は一部の地域ですでにインフルエンザが流行しており、最新の第36週(8/31~9/6)は、全国の定点当たり報告数が**3.29人(患者12,299人)と、前週の1.76人から約1.9倍に増加しています。47都道府県中43都道府県で前週を上回り、入院報告も213例から284例へ増えています。(9月16日現在)※3


雨季化バテ対策に「アイススラリー」



雨季化バテを防ぐには、皮膚表面を一時的に冷やすだけでなく、臓器の温度である「深部体温」を上げすぎないことが大切。そこで意識したいのが、暑い環境に入る前に体を冷やす「プレクーリング」と、活動後にたまった熱を取り除く「ポストクーリング」の2つ。その両方に役立つのが、細かな氷の粒と液体を混ぜた飲料「アイススラリー」です。


アイススラリーは、氷が溶けるときに熱を吸収する性質を利用して、体を内側から冷やすことができます。外出前に取り入れることで深部体温の上昇を緩やかにし、暑さによる負担を軽減するプレクーリングにつながります。 また、体内にたまった熱を逃がし深部体温を穏やかに下げることも助けるため、帰宅後や運動後のポストクーリングにも活用できます。


また、ヨーグルトも雨季化バテ対策に効果的。ヨーグルトに含まれる乳たんぱく質には、摂取した水分を体内に保持する働きが期待できます。暑さで汗をかきやすく、水分が失われがちな時期には、こまめな水分補給とあわせてヨーグルトを取り入れることが、脱水やバテの予防に役立ちます。


さらに、ヨーグルトには腸内環境を整える効果も。腸と脳は自律神経などを介して双方向に情報をやり取りする関係にあります。腸内環境を整えるにはヨーグルトと共に食物繊維が豊富な食品を摂るのがオススメです。


バテ予防に最適な「ヨーグルトアイススラリー」


「アイススラリーによる冷却効果」と「ヨーグルトの乳たんぱく質による水分保持」、「ヨーグルトでの腸内環境改善」という3つの効果を得られるのが「ヨーグルトアイススラリー」。通常のアイススラリーよりも冷やしすぎないこともこれからの季節のバテ対策のポイントです。今回はそのレシピを管理栄養士・料理研究家の渥美まゆ美先生に聞いています。


・冷凍フルーツヨーグルトアイススラリー風



ヨーグルトの効果に加え、フルーツのビタミンCによる抗酸化作用・免疫機能の維持・鉄の吸収促進、はちみつの糖分補給が合わさり、食欲低下や疲労をケアする夏バテ予防対策として優れた栄養構成です。


【作り方】


1.すべての材料をミキサーで滑らかになるまで撹拌する。


2.お好みではちみつを加えて混ぜ、グラスに注ぐ。


【材料】


1人分 ヨーグルト   50g


冷凍フルーツ       50g


(ミックスベリーなど)  


水              50g


氷            4個


はちみつ(お好みで) 大さじ1/2~


・キウイのヨーグルトアイススラリー風



キウイフルーツには抗酸化作用や免疫機能の維持、鉄の吸収促進に働くビタミンCに加え、発汗で失われやすいカリウムやマグネシウムなどのミネラル、クエン酸が豊富に含まれています。


【作り方】


1.キウイは皮をむき、ぶつ切りにする。


2.冷凍用保存袋にヨーグルト、キウイフルーツ、はちみつを入れ、冷凍庫で冷やす。


3.1時間おきに手でもみほぐし、3時間冷やす。


4.グラスに3を入れ水を注ぎ、よく混ぜる。


【材料】1人分


プレーンヨーグルト  100g


キウイフルーツ    1個


水            50ml


はちみつ(お好みで) 大さじ1/2~


 


感染症にも繋がってしまう可能性がある雨季化バテ。今回紹介した「ヨーグルトアイススラリー」 などをうまく利用して雨季化バテにならないように健康に過ごしていきましょう。


<この記事の監修者>


谷口 英喜(たにぐち ひでき)先生


済生会横浜市東部病院 患者支援センター長・東京医療保健大学大学院客員教授



麻酔・集中治療、経口補水療法、体液管理、臨床栄養、周術期体液・栄養管理のエキスパート。日本麻酔学会指導医、日本集中治療医学会専門医、日本救急医学会専門医、1991 年 福島県立医科大学医学部卒業。学位論文は「経口補水療法を応用した術前体液管理に関する研究」。


2026 年 4 月に『いのちを守る飲水学~からだが喜ぶ水分補給のトリセツ』(評言社)が刊行。その他の著書『熱中症からいのちを守る』、『いのちを守る水分補給~熱中症・脱水症はこうして防ぐ』(ともに評言社)など。


渥美まゆ美(Atsumi Mayumi)


株式会社Smile meal代表取締役


管理栄養士・フードコーディネーター・健食ナビゲーター®



保育園、料理講師、健保組合を経て管理栄養士料理家として、商品開発や出版、レシピ開発、健康セミナー講師、メディア出演など多岐に渡り活動。テレビ出演多数。2016年株式会社Smilemeal設立。


美味しくて健康的なレシピ開発や売れる商品作りを得意とする。健康的な外食の食べ方をナビゲーションするサービス「健食なび®」も手がけ、元気に働く人を増やす健康経営サポート事業を展開。出版「野菜たっぷりレシピ(池田書店)」「朝つめるだけ弁当188(西東社)」他多数。


※1:「新たな台風」発生へ…シルバーウィークに影響か 関東では暑さ復活、埼玉で33.9℃観測


https://tenki.jp/news/fnn/1b515428-4914-46ec-ba14-291abcb615ef.html


※2気象庁


https://www.data.jma.go.jp/cpd/cgi-bin/view/ndayshist.php?day=14&month=9&reg_no=21&year=2026&utm_source=chatgpt.com


※3:国立健康危機管理研究機構(JIHS)「インフルエンザ(2026年第36週)疫学情報」/感染症発生動向調査速報(2026年9月15日更新)


https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/article/influenza/article.html

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