ビッグローブ株式会社は17日、旅行比較サイト・アプリ「BIGLOBE旅行」にて、2024年12月24日から2025年2月13日まで投票を受け付けていた「第16回みんなで選ぶ温泉大賞®︎（以下、温泉大賞）」の結果を発表した。
温泉地部門では、東の横綱に16年連続になる群馬県の草津温泉。西の横綱は9年連続で大分県の別府温泉郷が選ばれた。
草津温泉観光協会の副会長小林由美氏は「草津温泉は新幹線も通ってなく、高速道路も遠くにあり、来るのが大変な街です」と話し、続けて「しかしなかなか来れないということは泊まらないといけないということでもあり、夜もライトアップをしてゆっくり楽しんでいただきたいという街づくりをしております。これからもお客様に笑顔で帰っていただけるように楽しんでいただける草津温泉でいたいと思っております」と感謝を述べた。
別府温泉郷からは、別府市東京事務所所長の岡田菜穂氏が登壇し「別府市は昨年市制100周年を迎えまして、賑わった一年となりました。市としても次の100年を見据えて持続可能な国際観光温泉文化都市としてさらなる成長するため新湯治ウェルネスをキーワードとして観光誘致事業に取り組んでおります。連続9回の西の横綱の選定にふさわしい、みなさまに愛される温泉づくりを目指していきます」と挨拶した。
次に旅館・ホテル部門。東は栃木県の鬼怒川温泉あさやが、西は兵庫県の神戸みなと温泉蓮が横綱となった。
鬼怒川温泉あさや専務取締役女将八木澤美和氏は「あさやにいらっしゃるお客様に夢と感動をお届けし、お帰りになるお客様にはまた来たいと思っていただける宿を目指してこれからも精進して参りたいと存じます」とコメント。続く、神戸みなと温泉蓮の総支配人の横山秀樹氏は「大変名誉で光栄なこと。来年も横綱に選んでいただけますよう精進していきたい」と喜びをあらわにした。
その後は、温泉ビューティ研究家・トラベルジャーナリスト石井宏子氏、航空・旅行アナリスト鳥海高太朗氏、ビッグローブ（株）リアイライズ事業本部の西尾真由美氏による2025年のトレンド予測発表が行われた。
インバウンドによる混雑を避ける「ちょいズラし穴場温泉」、宿泊施設だけで完結するのではなく街全体や地域全体を楽しむ工夫がされている「進化するニュー温泉地」、ユニークなテーマやコンセプトを設け、宿にいながら特別なその土地ならではの体験ができる「体験型温泉宿」の3つが紹介された。
「体験型温泉宿」とは、神戸みなと温泉連で行われている健康増進プログラムや、エスコンフィールドの野球観戦しながら温泉に入れるなど、温泉プラスアルファを楽しめる温泉宿のこと。その他にも温泉賢人のお二人による温泉への幅広い知識や情報、温泉愛たっぷりのトークが繰り広げられた。
また、「温泉地で動画配信をしたい」や「回線の速度が遅い」などの声から、通信事業を運営しているビッグローブは温泉大賞発表にあわせ全国の温泉宿に対し「ビッグローブ光10ギガプラン」を36か月間月額料金無料（工事費別）を先着10施設に提供するキャンペーンを開始すると発表。期間は2025年3月17日(日)から9月30日(火)まで。
最後には藤原紀香氏と橋本マナミ氏が登壇。それぞれの温泉にまつわるエピソードや温泉大賞発表を受けてのこれからの行きたい温泉などを中心にトークセッションは盛り上がりをみせていた。
橋本氏は「温泉は美容にも良いし健康にも良いし癒されてお仕事頑張ろうとも思えるし、すごく良いポイントがたくさんあるので、今回受賞された温泉にかたっぱしから行きたいです！」と話し、藤原氏の「全国に足を伸ばして温泉に行ってみたいなと思っております。美容にも健康にも温泉は最高です」のメッセージで発表会は締め括られた。
