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競泳・大橋悠依「大満足の競泳人生」だが「95点」と評価。現役引退会見で心境を語る


元競泳日本代表でオリンピックでの2冠を誇る大橋悠依が、現役引退を発表。彼女は2021年東京オリンピックで400mと200m個人メドレーで金メダルを獲得し、日本女子で初めての2冠を達成しました。遅くとも9月の国民スポーツ大会後には引退を決意。引退会見では、過去の競技生活を振り返り、多くの助けを受けたことに感謝を述べました。今後は指導者として活動するとともに、大学院でスポーツ栄養学を学ぶ計画です。会見では、点数をつけるなら95点とし、世界新記録を達成できなかったことを唯一の心残りとしています。22年の誕生日を祝う場で先輩からのアドバイスも受け、一層の決意を新たにしました。

元競泳日本代表で、2021年年東京オリンピックにて競泳女子個人メドレーで2冠の大橋悠依(イトマン東進所属)が、現役引退記者会見を開いた。

大橋は、2021年東京オリンピックでは400m個人メドレー・200m個人メドレーにおいて金メダルを獲得し、日本女子史上初2冠を達成。2024年パリオリンピック200m個人メドレーにも出場し、今年9月に佐賀県で行われた国民スポーツ大会のレース後に現役引退を表明した。

1995年10月18日に生まれた大橋。会見では、恩師である元日本代表ヘッドコーチの平井伯昌監督も登壇し、花束を受け取る一幕もあった。

現役引退に対する思いについて大橋は「約21年間の競技生活でしたが、本当に充実していて大満足の水泳人生でした。本当に多くの方々にお世話になりました。競技人生に関わってくださったすべてのみなさまに感謝を申し上げます」と語った。

また「最初は、先に姉が水泳に通っていたことや体があまり丈夫ではなかったことを理由に始めた水泳なのですが、好きなことをこんなに長く続けられて、また夢にも思っていなかったオリンピックという舞台で金メダルを獲得、2冠に輝くということができて、幸せな大満足の競泳人生でした」と回顧。続けて、「貧血やケガ、東京オリンピックからの3年間など、苦しいことも多かったですが、最後は晴れやかな気持ちでこうして引退を迎えられてすごく誇りに思っています」と、今の思いを伝えた。

今後については「(イトマンスイミングスクールを展開する)ナガセグループの一員として、幅広い世代に水泳の楽しさや良さを知っていただくこと。イトマン特別コーチとして所属選手の強化に尽力していくこと。そして、私の競泳人生で得た経験や知識を多くの方に伝えたいです。来年からは大学院へ進学し、スポーツ栄養学について学んでいく予定です」と話した。

質疑応答にて、記者より競技人生に点数をつけるとするならと聞かれると、笑顔で戸惑う様子を見せつつ「本当は120点と言いたいんですけど、やり残したこと、届かなったことを一つ挙げるとすると世界新記録の樹立というのは、4分30秒を出したときに、もっともっと自分の心の中で狙っていくべきだったなという部分があるので95点にしたいと思います」と返答した。

さらに、ゲストとして入江陵介(元競泳日本代表、イトマンスイミングスクール特別コーチ)が登壇するとともに、大橋の29回目の誕生日を祝うプールをイメージしたバースデーケーキが壇上に用意された。

ケーキを前にした大橋が「私も29歳なのかー」とつぶやくと、入江は「来年には30ですよ。20代楽しんでくださいね。29から30は大きな変化がありますからね」と、現在34歳の先輩としてアドバイスをしていた。

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