日常の小さいことを肯定してくれる「コウペンちゃん」の、原画やフォトスポットが展示されている「コウペンちゃん展」が、12月15日から29日までの間、松屋銀座8Fイベントスクエアにて開催されている。
「コウペンちゃん」は、イラストレーター・るるてあ氏が描くコウテイペンギンのあかちゃんをモチーフにしたキャラクター。2017年に自身のSNSで「出勤してえらい！」の言葉とともにイラストを投稿したことから誕生した。「ちゃんと起きてえらい!」「お勉強してえら～い！」など、日常の生活にありふれた小さいことを肯定して、褒めてくれることから、SNSを中心に人気を呼んでいる。
会場に伺うと、入り口でお馴染みの星のステッキを携えた「コウペンちゃん」がお出迎え。ぴょこぴょこジャンプする姿がなんとも愛くるしい！
「コウペンちゃん」の他にも作中で登場するキャラクターたちが飾られている。「教えてくれるタイプのシロクマさん」は、体にポッケがあるらしいが、その理由は「体にポッケがあるらしい、なぜ？」と説明が添えられていた。「邪エナガさん」は邪悪な世界に憧れていることから、世界征服を夢見ているのだとか。しかし、その可愛らしい見た目通りついつい“やさしさ”が滲み出してしまうのだという。
癖の強い紹介文の中でももっとも目を惹いたのは、「めんど草」という疲れた表情を浮かべる草。説明文には「たまに生えている。言葉のような音を発する」とツッコミどころ要素爆盛りな紹介であった。
同原画展には、イラストが誕生した2017年から現在に至るまでの原画が約150点以上展示されている。SNSをチェックしていた人であれば思わず「なつかしい」としみじみしてしまうこと間違いなしだろう。
そんな原画を鑑賞していると、要所要所に今まで販売された「コウペンちゃん」のぬいぐるみが展示されていることに気づく。たこ焼きに扮（ふん）したものから、阪急電車とコラボした際の「コウペンちゃん」まで、つぶらな瞳でみんなを迎えているぞ！
縁側タイプのフォトスポットも設置されており、さまざまな表情を浮かべる「コウペンちゃん」たちと一緒に写真を撮ることができる。そのほか、ジオラマのような世界観に「コウペンちゃん」が設置されていたり、約2メートルはあろうかという巨大な「コウペンちゃん」が佇んでいたりする。
ひとりで行くことに迷っている方がいれば心配はいらない。所々の壁に描かれた「コウペンちゃん」が感想を口にしてくれているので、まるで一緒に来ているかのような気分になれる。しかも「コウペンちゃん」が全肯定してくれる絵も描かれているため、原画展の出口に着く頃には自己肯定感もマックスになれるはず！もはやパワースポットなのではないかと思えるぐらい、メンタルが上向きになることを感じ取れるぞ！
出口を抜けると、ぬいぐるみやアクリルチャーム、筆記用具にTシャツなどさまざまなグッズが販売されているエリアに。気になった商品があればぜひ購入してほしい。
原画展では、記念コラボカフェも開催されているとのこと。「あまくてしあわせ～ いちごみるく」や「ひと休みしてえら～い！コウペンちゃんラテ/邪エナガさんラテ」など、見た目もかわいいメニューが並んでいる。
今回紹介しきれないものも多数展示されている。ぜひみなさんも「コウペンちゃん展」に訪れてみてはいかがだろうか。
イベント名：コウペンちゃん展
会場：松屋銀座8階イベントスクエア
所在地：東京都中央区銀座 3-6-1
期間：2023年12月15日（金）～12月29日（金）
時間：11:00～20:00
松屋銀座イベント情報：https://www.matsuya.com/ginza/events/2023/1020/koupenchan-ten/
コウペンちゃん展 展覧会公式サイト：https://www.koupenchan-ten.com/
