餃子好きなら一度は食べたことのある「羽根つき餃子」。実は羽根つき餃子の発祥は蒲田なんです。
蒲田には羽根つき餃子を看板メニューとする中華料理店がたくさんあり、知らずと知れた中華激戦区です。
今回はそんな中華激戦区で御三家と言われる絶品羽根つき餃子を食べてきました。
羽根つき餃子とは
羽根つき餃子とは、餃子の周囲に薄皮がつくように焼いた餃子のことで、その見た目から羽根付き餃子と呼ばれています。
羽根つき餃子の発祥は蒲田の「你好(ニーハオ)」という中華料理屋で、その店の創業者である八木功さんが焼き肉饅頭をヒントに考案したとされています。
そのため蒲田ではニイハオを始め、羽根つき餃子を看板メニューとする中華料理店が多く存在します。その中でも「金春(コンパル)」「你好(ニーハオ)」「歓迎(ホアンヨン)」は羽根つき餃子の御三家と言われています。
金春(コンパル)
金春は京急蒲田駅を出てすぐのアーケードの中にあります。赤をベースとしキラキラとした外観のお店が金春本店です。看板には「金春本店」という文字と餃子のオリジナルキャラクターが描かれています。
お店は1階と2階があり、筆者が訪れた日は1階は満席でした。2階は1席だけ席が空いていました。いつもは予約でいっぱいだそうですが、その日は雨だったこともあり、待ち時間なしで座れました。
看板メニューの羽根つき餃子は6個で330円。他のメニューも気になりますが、本日は羽根つき餃子の食べ歩きということもあって羽根つき餃子を1つ注文しました。さすがに餃子だけでは申し訳ないのでウーロン茶も注文。(羽根つき餃子だけ頼むつもりだったのですが、さすがにドリンクは?と定員さんに言われてしまいました(笑))
しばらくして運ばれてきた羽根つき餃子は想像以上に大きいものでした。餃子自体そんなに大きくはないんですが、餃子の周りの薄皮がなんとも印象的です。
薄皮の部分はサックサク、餃子自体はもっちりとしていました。味は、あっさり目で食べやすかったです。
你好(ニーハオ)
お次は、羽根つき餃子発祥のお店と言われている「你好」です。蒲田だけで5店舗もあります。今回訪れたのは京急蒲田駅から5分ほど歩いたところにある本店です。本店の看板にも「発祥のお店」と大きく書かれていました
餃子はテイクアウトもできる、とのことでここではテイクアウトにしてみました。你好では羽根つき餃子ではなく「焼き餃子」と表記されています。もちろん、これが、あの元祖羽根つき餃子です。你好の羽根つき餃子も330円とお手軽のお値段です。
お店で手渡された時は、しっかりと羽がついていたのですが家に帰って食べる時は羽が小さくなってしまっていました…。
羽がしなってしまっていたせいか薄皮部分のサクッと感はないものの、皮はもちもち、味は金春より肉味が濃い印象を受けました。肉の味がしっかりしているのに脂っこいことはなく上品な味わい。冷めてもおいしかったです。
歓迎(ホアンヨン)
御三家、3つめの餃子は歓迎です。蒲田だけで4店舗あります。JR蒲田駅東口を出て1分ほど歩いたところにあるのが本店です。ここは中華好きなら一度は訪れたい名店としても有名で店内は常に満席です。
ここだけ何故か5個で350円。羽根つき餃子の値段は統一されているとのことだったんですが…。
有名店ということもあり、御三家の中でも一番楽しみにしていました。今回食べた餃子は、どれも立派な羽を付けていましたが、歓迎の餃子も立派なものでした。
薄皮はサックサク、もちもちの皮を一口噛めば肉汁があふれ出てきます。お味は3つの中で一番濃い印象を受けました。また、少し脂っこくもありこってり系が好きな人はたまらないことでしょう
御三家を食べ終え感じたことは、どのお店も御三家と言われるだけあってかなりレベルの高いものでした。餃子好きは是非とも食べに来てもらいたいです。
どの餃子が一番かと言われると迷いますが、個人的には金春の羽根つき餃子があっさりとしていて食べやすく好みでした。
もちろん、どのお店の餃子もおいしかったです。次回は餃子以外の料理も食べに行こうと思います。