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治療と仕事の両立を。女性のための「サステナブル・ワークスタイリング」に小島慶子は“3つのDo”を提唱!


3月8日は「国際女性デー」。これは1904年にニューヨークで婦人参政権を求めたデモ活動が起源となっており、“素晴らしい役割を担った女性たちの勇気と決断を称える日”です。

この記念日に向けてジョンソン・エンド・ジョンソングループ医薬部門のヤンセンファーマ株式会社は7日、「治療も仕事もあきらめない。女性のための『サステナブル・ワークスタイリング』」を都内で開催。当日は元TBSアナウンサーで、現在はタレントやエッセイストとして活動している小島慶子さんがゲスト講演したほか、上司と部下の対話シミュレーション、パネルディスカッションも行われました。

プロデューサーの“変わらない態度”に救われた

小島さんは1995年にTBSに入社。2003年と2005年に出産し、その後もテレビで活躍していました。ところが、次男を出産した復帰後に不安障害が発症。通院しながら仕事をすることに対して、周囲の理解が得られず苦しんだそうです。

「日常生活も難しい状況だった。当時の上司は病気に対する知識もなく『育児ノイローゼのようなもの』と認識していた。理解されないからと言って、バレないようにすると悪化する」と語りました。そんな中で小島さんが「安心した」と話すのは、TVプロデューサーの「そうなんだね」という言葉。「仲が良かったプロデューサーに病状を話したら『そうなんだね』のひと言だけ。それ以上は何も聞いてこなかったし、今まで通り態度も変わらなかった。普通に接してくれることが一番救われた」と振り返りました。

部下に言ってはいけないNGワード

小島さんの講演後に実施されたのは「上司と部下の対話シミュレーション」です。部下役は不妊治療と仕事を両立させたい社員。もう一方は治療をしながら働く部下を持つ上司を演じます。上司役へは「相手の体調や意向を十分に聞かず『あなたの考え』で働き方を決める」と「相手の体調や意向を十分に聞き、部下の『休み方』を2人で考える」という指示がありました。

シミュレーションに参加した部下役は前者の上司役に対して「問いただす感じで責められているみたいだった」、「通院の頻度は?違う職種ならできる?など聞かれ、自分から提案しなければならないのが辛かった」と感じていました。後者の上司役に対しては「一緒にチームでカバーできる体制を提案してもらえた」、「受け止めてもらったことで気が楽になり、次の会話がしやすかった」という意見が多く見られました。

小島さんもシミュレーションに参加。「自分から会社に仕事量を半分にしてほしいと伝えるのは恐怖。具体的にこうしてほしいとは言えない。まず、病気になった部下を受け止めて、具体的な提案を出してくれれば、自分も言語化できる」と感想を述べます。

このシミュレーションは前者の上司の対応が間違い、後者の上司の対応が正解のように思えます。しかし「休み方を2人で考える」というのは注意が必要。休むことを全面に出し過ぎると、部下は「休まなくてはならないのか」と感じてしまいます。この部下は治療と仕事を両立させたいという希望があります。一方的な「休んでもらうための提案」というのはNGなのです。

小島さんは「休むこと前提で話されるのも辛い。排除された気持ちになる」とし「重要なのは『制度』、『風土』、『態度』という“3つのDo”だと思う。治療と仕事が両立できる組織をしっかり設計して、それが当たり前になる環境をつくること。そして、実際に普段と変わらない態度で接していくこと」と提唱。テレビという多忙な業界で働き、出産も育児も病気も経験した小島さんのメッセージは、まさに「サステナブル・ワークスタイリング」の本質を捉えています。

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