SNSを中心に話題をさらった連続ドラマの劇場版『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』が4月8日についに公開!翌9日には都内で公開記念舞台挨拶が行われ、主演の赤楚衛二、町田啓太、共演の浅香航大、ゆうたろう、草川拓弥、佐藤玲、鈴之助、そして風間太樹監督が参加した。
ドラマ版&映画版メインキャスト勢ぞろいでの初舞台挨拶。“触れた人の心を読める魔法”を手に入れてしまった冴えないサラリーマン・安達清役の赤楚は「初めての勢ぞろいでの舞台挨拶で、こみあげて来るものがある」と感激し、社内の人気者で仕事も出来る安達の同期で恋人の黒沢優一役の町田も「いやー!嬉しいです!ありがとうございます。本当に感慨深い!このような機会をもらえたのも、ファンの皆さんのお陰です!」と国宝級スマイルで満席の会場に謝辞を述べた。
ドラマ版から約1年経っての映画化。赤楚は「ドラマの時と雰囲気はほぼ変わっていない」とブランクレスを口にすると、町田も「最初はソワソワしたけれど、現場に入ったらおのずと普通になった。不安な気持ちは全部吹き飛んだ」と変わらぬホーム感に嬉しそう。鈴之助も「確かに変わらずにスッと入れた気がする」と頷いた。
改めて町田は「みんなとの再会も嬉しかったし、あの世界の続きに入れるというのも嬉しかった」と再集結への興奮を明かすと、赤楚は「でも浅香君だけワクワク感がなかった気がする」とまさかの暴露?当の浅香は「え?そうかな?みんなに会えて嬉しかったよ」と大慌ても「応援してくださるドラマファンの皆さんがSNSなどで盛り上げてくれたので、ラグを感じませんでした」とファンに感謝した。
ゆたろうは「1年くらい時間が空いたことで、現場に戻ったときに同窓会的な気分になった。この映画化はファンの皆さんの愛のお陰です」としみじみ。草川は「オフィスに入った瞬間から戻って来る感覚があった」と振り返り、佐藤も「1年経った感じがしなかった」と変わらぬ雰囲気に安心。鈴之助は「劇場版では僕のスーツのフィット感が違います。これは僕にしかわからないことかもしれませんが、肩のあたりが違いますよ」とマニアックな変化を見どころに。風間監督は「基本的にはドラマの時と同じ空気感のままに戻ってきてくれた。撮影もスムーズで楽しかった」と話した。
安達清に戻るために、赤楚は体重増の役作りを敢行したという。そのアイテムは“おにぎり”ならぬ“お餅”だった。「お餅を食べると体重が増えることに気づいて、自分にはお餅があうぞ!とばかりにお餅ばかりを食べていましたね」と意外な裏側を明かした。
心の声が聞こえるという本作の設定にちなみ、それぞれが「この人の心の声を是非聞いてみたい!」と思う登壇者を発表。もっとも波乱を呼んだのは草川からの「連絡先を交換したのに、LINEすると未読スルーされる。お忙しい方なのはわかるけれど、ずっと未読のまま。その心の声を聴きたい!」という赤楚への訴え。これに当の赤楚は「言い訳がましいかもしれないけれど…。未読が溜まっていてどこから返事をすればいいのだろうかと頭がパンパンになって結局誰にもしないという迷子になっている」と弁解。
もはや既読にすらしない理由については「それによって返事をしなければならないと脅迫されているような気持ちになるから」と不思議なロジックを口にし「なので電話が一番嬉しい。何かあったらすぐに電話をしてほしい。そうしたら100%出るから」と宣言。草川から「嫌われているのかと心配になった」と打ち明けられると、赤楚は「いや、大好き!」と即答で誤解を解いていた。
一方、ゆうたろうから「町田さんの心の声を知りたい。こちらが嫉妬するくらいに完璧という言葉が似合う人。撮影中に疲れていてもそんな素振りを見せず、コミュニケーションを取っている。心から凄い人だと思う」と絶賛された町田だったが「いや、ボーッとしているだけです」と照れ笑い。
また佐藤から「いたずらを仕掛けてケラケラ笑う心境を聞きたい」と問われた赤楚は「人がキャーとかビックリするリアクションを見たいと思ってしまう。素とのギャップを楽しんでいるのかもしれない」とイタズラっ子な性格を告白していた。