2021年10月28日午前1時(日本時間)、米インテルがオンラインイベント「Intel InnovatiON」を開催し、新世代CPUとなる第12世代Coreプロセッサーのデスクトップ向けバージョンを正式発表。これを受け、28日午後1時より日本向けにインテル株式会社 代表取締役社長の鈴木国正さんと第2技術本部部長の安生さんを迎えたオンラインイベントが開催された。
オンラインイベントでは改めて発表された第12世代インテル® Core プロセッサー・ファミリー製品の性能などが説明された。
安生さんの説明によると、第12世代Coreの最上位SKUとなるCore i9-12900Kは、AMDのRyzen 9 5950X(16コア/L3キャッシュ64MB)と比較して、同じGPU(GeForce RTX 3090)で比較した場合に多くのゲームで最大30%上回るという結果を出しており、インテルが「世界最高のゲーミングプロセッサー」と自負する出来栄えだという。
第12世代Core製品は、「ハイブリッド・アーキテクチャ」と呼ばれる高性能コア(Pコア)と、高効率コア(Eコア)という2つの種類のCPUコアを搭載していて、目的に応じてコアを切り替えて利用するようになっている。高性能コアと高効率コアを備えることで性能向上・電力効率の改善を叶えているのである。
ゲーミングの他に、コンテンツ制作でも第12世代Core製品は活躍するだろう。
前述した高性能ハイブリッド・アーキテクチャーがパフォーマンスを飛躍的に向上させることで、前世代の製品と比較してコンテンツ制作を最大2倍高速化することができたというのだ。
クリエイターにとっても注目すべき製品かもしれない。
世界最高レベルのゲーミング・プロセッサー[i]であるインテル® Core i9-12900K プロセッサーを含む、最初の第12世代インテルCoreプロセッサー・ファミリー製品は28日より予約注文を開始し、11月4日から出荷予定だという。
まさに「世界を変革するテクノロジーを生み出すことで地球上のあらゆる人々の生活を豊かにする」というインテルのビジョンを体現した製品になることだろう。