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日本人旅行者が消えた場所は多いのになぜかフィジーへ向かう日本人旅行者は多い模様



YouTubeを視聴していると最近目につくのが「日本人が消えた」という文言が入ったタイトルです。こうしたタイトルがついた動画は「日本人が海外旅行に行かなくなった」外国の観光地を紹介する内容が多くなっています。


「日本人が消えた」外国の観光地は多いのですが、中には「日本人が増えている」場所もあったりします。


南太平洋の島国、フィジー共和国も日本からの旅行者が増えている国の一つです。10月10日に発表されたデータによると、「2026年1月〜8月の日本人渡航者数は累計6869人となり、前年同期比16%増」だとしています。


また「日本の旅行者がフィジーを選ぶ理由」として「直行便で約9時間、時差はわずか3時間」「ブラ・スピリットのホスピタリティと安心感」「混雑とは無縁の、ゆったりとした時間」などが挙げられています。



フィジー政府観光局アジア局長のヴィンセント・チェンさん(Vincent Zheng, Regional Director of Asia, Tourism Fiji) に日本人旅行者増加の背景などを聞きました。


ーー日本人旅行者誘致のために行っている施策はどういったものがありますか?


チェン:いろいろな取り組みを行っています。


代表的なものとして、今年9月に私たちのCEOパレシュ・パント博士が来日し、HIS様、JTB様、阪急交通社様、令和トラベル様といった大手旅行会社と相次いで業務提携を結びました。これは一緒に、より魅力的なフィジー旅行商品を作っていくための合意です。


また同じ9月には、日本の旅行会社の皆様向けに「Matai(マタイ)」という無料のオンライン講座(日本語版)を開設し、ビーチだけでないフィジーの魅力を現場の方々に学んでいただける仕組みも作りました。


5月には東京・大阪で、現地のホテル・アクティビティ会社9社と一緒に商談会(ロードショー)も開催しています。


消費者の皆様には、日本語版の公式サイトや日本向けSNSアカウントを通じて直接情報発信を行っています。地道な積み重ねですが、「フィジーをもっと気軽に選んでいただく」ための重要な取り組みです。


また、フィジーエアウェイズおよびトリップドットコム・ジャパンとも提携し、フィジー旅行を予約する際のお得な特典・インセンティブを伴う消費者向けキャンペーンを展開しています。


このキャンペーンは現在も実施中で、日本の旅行者の皆様はトリップドットコム・ジャパンのポータルで魅力的なオファーをご覧いただけます。


さらに、令和トラベル様とも提携し、フィジー観光のプロモーションキャンペーンを実施。インフルエンサーの方々をフィジーにご招待し、より多くの日本人旅行者の皆様に、実際に体験したフィジーでの魅力的な休暇の様子を発信していただいています。



ーー日本人旅行者の絶対数を増やしていくには何が必要だと考えていますか?


チェン:現在、成田〜ナンディ間の直行便は週2往復の運航です。他の大型目的地と比べると輸送力はやや限られていますが、それでも成長は目覚ましいものがあります。


とはいえ、私たちは日本市場の成長に強くコミットしており、この市場には多くの力を注いでいます。


16%という伸び率は、実はフィジーにとって全市場の中でもトップクラスの成長率で、しかも3月から8月まで6か月連続で前年を上回っています。一時的な伸びではなく、着実で持続的な成長だと感じています。


絶対数を増やすカギは、やはりより多くの方に「フィジーを知ってもらい、体験してもらう」機会を増やすことだと思っています。


具体的には、フィジーエアウェイズの成田〜ナンディ直行便(燃油サーチャージなし・約9時間)の認知をさらに広げること、そして旅行会社の皆様と一緒に、ハネムーンだけでなく家族旅行、一人旅、留学など、さまざまなスタイルの旅行商品を増やしていくことが重要だと考えています。


ーー「日本の旅行者がフィジーを選ぶ理由」に旅行費用が含まれていないのは?


チェン:実は「旅費が手頃」であることは、私たちが胸を張っておすすめできるフィジーの隠れた強みのひとつです。


あえてリストの前面に出していないのは、価格が旅行会社様やシーズンによって変わるため、観光局として明確な金額をお示しするのが難しいという事情があります。


ただ、ご指摘の通り、燃油サーチャージのかからない直行便があることや、現地の物価が比較的安定していることもあり、他の人気ビーチリゾートと比べてもコストパフォーマンスの良さは実感いただけるはずです。


どの旅行先にもそれぞれの魅力がありますが、コストパフォーマンスという点では、フィジーは特に際立っていると思います。同じ予算であれば、フィジーで過ごすことで、素晴らしい休暇体験が得られるはずです。


フィジー・ツーリズム・エクスチェンジ2025(YouTube)

https://youtu.be/r_qCWvYAdkk


ーー日本人旅行者は何を目的にフィジーを訪れるのでしょうか?


チェン:フィジーでは、幸せはごく自然に訪れるものです。それは私たちの文化、家族、温かい「ブラ・スピリット」、そして息をのむような自然の中に息づいています。


一年を通じて温暖な気候、透明度の高い海、緑豊かな景観が、心からくつろげる理想的な舞台をつくり出し、フィジーは誰もを歓迎するトロピカルな楽園です。到着した瞬間から時間の流れがゆるやかになり、日常がどこか遠い世界のことのように感じられます。


真っ白なビーチに惹かれる方も、鮮やかな海の生き物に惹かれる方も、フィジーの文化やコミュニティの豊かさに惹かれる方も、どんな体験も、心からのホスピタリティと本物のつながりによって形づくられます。


島ならではのアドベンチャーを楽しんだり、地元で採れた新鮮な食材を使った料理を分かち合ったり、あるいはただ「今、この瞬間」をゆったりと過ごすのも良いでしょう。


ここでは、時間は夕日や、分かち合う笑い声、心が触れ合う瞬間によって測られます。アドベンチャーを求める方も、人とのつながりを求める方も、自然の中での癒しを求める方も、心身をリチャージしたい方も、フィジーには、きっとぴったりの何かがあります。



ーー日本人以外の旅行者はどういった国の人が多いのでしょうか?


チェン:一番多いのはオーストラリアで、フィジー全体の訪問者の半数近くを占めています。次いでニュージーランド、そしてアメリカと続きます。この3か国だけで全体の8割以上を占め、その後に中国、日本、ヨーロッパ、カナダ、イギリスなどが続きます。


日本市場は私たちにとって重要な市場であり、その成長に強くコミットしています。この市場の可能性を踏まえ、フィジーエアウェイズの成田〜ナンディ直行便は、2027年4月より季節運航で週3往復に増便される予定です。


これは私たちにとって非常に喜ばしいニュースであり、日本のパートナーの皆様と共に、より多くの旅行者をフィジーにお迎えできることを楽しみにしています。


ーー旅系と呼ばれるインフルエンサーとのコラボも行ったりしているのでしょうか?


チェン:インフルエンサーとの連携については、YouTuberを含め、しっかりとした計画・戦略を持って取り組んでいます。


今年7月には、人気ファミリーYouTuber「せやぷろはうす」さんファミリーをフィジーにご招待し、5泊8日の旅の様子を3本の動画にまとめて公開していただきました。


【フィジー旅行】日本から7200km離れた“世界一幸せな国”での1週間がヤバすぎた…(YouTube)

https://youtu.be/Zv2GufzF4b4


旅の様子や休暇の過ごし方、エコアクティビティ、ココダ(フィジー風セビチェ)作り、離島への日帰りクルーズなど、リアルな内容を紹介していただき、SNS全体で非常に多くの潜在的な旅行者の皆様に届きました。


9月には、人気インフルエンサーカップルの君島克佳さんとFINAさんが、フィジーで5泊8日のロマンチックな島旅を楽しまれたばかりです。


実際の動画や写真を見ることで「自分も行けそう」と感じていただけるのは、とても効果的だと考えているので、今後も旅系クリエイターの皆様との積極的なコラボレーションを続けていきたいと思います。


ーー日本人旅行者数に関する今後の数値目標などはありますか?


チェン:絶対数としては、まだ1万人の壁を超えていません(直近12か月で9573人です)。ただ、今年は1〜8月の時点で既に6869人に達しており、これは2025年通年(8630人)の約8割に相当します。このペースでいけば、年内に1万人を超えるのは十分に見えてきています。2026年度の目標としては1万1000人を掲げています。簡単な目標ではありませんが、達成に近づけるよう、年末年始や卒業旅行シーズンに向けて発信を強化していきます。


ーーありがとうございました。


フィジー・ツーリズム・エクスチェンジ2026(YouTube)

https://youtu.be/gwrTNj2gipk


フィジー政府観光局

https://visitfiji.jp/[リンク]


※画像提供:フィジー政府観光局


(執筆者: 6PAC)


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