
フリーランス業界最大級プラットフォーム「クラウドワークス」が、メディアセミナー「専門家と考える中小企業のAI活用の現在地と未来」を実施。中小企業の“AI導入課題”のリアルと、その解決策について紹介しました。
株式会社クラウドワークス 執行役員 AIクラウドワークス責任者 九鬼隆剛氏と、慶應義塾大学総合政策学部准教授の清水たくみ氏によるクロストークでは、中小企業のAI活用の現状や課題について「2025年の総務省の調査にて、AI活用している日本企業の割合はは55%程度である一方、アメリカ、ドイツ、中国では9割を超えており、日本のAI活用が海外に比べて遅れています」とコメント。

クラウドワークスが、従業員数5~299名の企業の経営者・役員・部長クラスを対象に行った「中小企業のAI活用レベル調査」でも、AIを利用している企業(Lv.2〜Lv.5)は59.6%に。しかし、AIを利用している2,485社の内訳では、80.9%(Lv.2・Lv.3)がチャット機能の利用にとどまります。業務システムと連携した自動化(Lv.4・Lv.5)に至ったのは、わずか19.1%です。
チャットどまり企業(Lv.2 個人活用層・Lv.3 組織利用層)と、業務自動化済み企業(Lv.4 業務代替層・Lv.5 全体最適層)でAI
導入の障壁を比較したところ、6項目すべてで、チャットどまり企業のほうが「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた割合が高く
なりました。最も差が大きかった障壁は「AIに詳しい推進リーダーの欠如」(74.5% vs 54.0%、20.5pt)でした。

その確保状況を聞くと、部署・会社単位でAI導入を主導する「AI推進者」について「十分な人員が確保できている」と答えた企業は、全体でわずか11.1%でした。チャットどまり企業では5.5%。業務自動化済み企業でも26.1%と、4社に1社にとどまっています。
九鬼氏は「『チャットは全社で使えるようにしたが、次に何をすればいいか分からない』が多く、次の一手を打てる人が社内にいないため、そこで止まってしまうのです。 その人を採用・育成・外注で確保しようとしても、どの手段でも半数近くが止まっています。そこで私たちは、確保の仕方を変えてこの行き詰まりを解消したいと考えています」と話し、「『AIクラウドワークス』で、中小企業の皆さまが必
要なときに必要な分だけ専門性を借りられる状態を作っていきたいです」と、AIクラウドワークスを紹介。

AIクラウドワークスは、AI実装・導入に関するあらゆる業務を依頼できる場として、それを担えるAI技術者・専門家とのマッチングを提供するサービス。「社内にAIを使いこなせる人材がいない」「AI活用の相談先が定まらない」といった課題を抱える企業に対し、AI技術者・専門家が早く・安く・質良く解消します。
株式会社クラウドワークス 代表取締役社長兼CEOの吉田浩一郎氏は、「これまではAIの普及によって“人手がいらなくなる”と考えられてきましたが、実際は逆のことが起きています。すでに事業を展開している企業がAI活用を進めるためには、むしろAI人材が必要になります」とコメント。AIクラウドワークスを通じて、企業にAI人材を提供し、事業拡大の手助けをしていくと展望を語りました。
◆AIクラウドワークス
https://ai.crowdworks.jp/ [リンク]
