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【調査】10代の約3人に1人がSNSを「生きがい」と回答、20代以降と違いが浮き彫りに


ソニー生命保険が全国の10代から70代を対象に実施した「生きがい実態調査」によると、10代の約3人に1人が「SNS」を生きがいと感じていることが明らかになりました。10代では「美味しいものを食べること」や「推し活」が生きがいの上位に挙げられ、自己完結型の楽しみが多くを占めています。しかし、部活後の交流などリアルでのつながりも大切にされています。一方で40代は生きがいを感じにくく、"ハピネスカーブの底"とされています。生きがいを感じられない人の多くも日常の幸せを感じており、それを「生きがいスルー」と呼んでいます。専門家は日常の小さな発見を楽しむことが、生きがいの鍵と述べ、具体的なアプローチ方法を提案しています。

ソニー生命保険は、全国の10代から70代までの男女1400人を対象に「生きがい実態調査」を実施。調査結果によると、10代の約3人に1人が「SNS」を生きがいと感じており、若年層特有の生きがいの形が明らかになりました。

10代特有の生きがい「SNS」と「推し活」

ソニー生命が「#生きがいってなんだろう」プロジェクトの一環として実施した調査によると、10代の若者が生きがいを感じる瞬間は「美味しいものを食べているとき」(45.9%)がトップ。次いで「推し活をしているとき」(45.3%)が続き、「SNS」(33.8%)が6位にランクインしました。

これは他の年代と比較すると特徴的で、20代以降では「美味しいものを食べるとき」と「旅行」がトップ2を占め、SNSが上位に入ることはありませんでした。

10代の生きがいは、ゲームやSNS、音楽など「自己完結型」の楽しみが中心で、部屋の中で一人でも楽しめるものが多い傾向にあります。一方で「部活が終わったあと、部室でみんなとダラダラ話しているとき」という回答もあり、リアルでの交流も大切にしていることがうかがえます。

年代別に見る「生きがいがある」人の割合

生きがいが「ある」と実感している人は全体で約6割(61.1%)にとどまることが分かりました。年代別にみると、10代では約4人に3人(74.0%)と最も高く、40代では約2人に1人(51.5%)と最も低くなっています。

メンタルケア・コンサルタントの大美賀直子さんによると、40代は「ハピネスカーブの底」と呼ばれ、仕事や家庭の責任が増す中で時間的・精神的余裕が減り、生きがいを実感しにくくなる時期だといいます。その後、50代以降は再び生きがいを感じる余裕が生まれるようです。

「生きがいスルー」という現象

興味深いのは、生きがいが「ない・わからない」と回答した人の8割以上(81.7%)が、実は日常生活の中で「ささやかな幸せ」を感じていることです。この現象を同調査では“生きがいスルー”と名付けています。

「生きがいとは、今の自分ではない何かで、頑張ってつくり出さなければならないものと思いがちです。すると、ついありふれた日常の中にある生きがいを見逃しやすいのですが、実際には生きがいがある人も、そうでない人も、日常の体験自体に大きな差があるわけではないのです」(大美賀さん)。

「日常の小さな宝探し」が生きがいのカギ

調査結果を受け、大美賀さんは「(生きがいは)崇高なものに限定するのはもったいない」と指摘します。「例えば料理を作るとき、ちょっとひと工夫をしたらおいしくできたとか、そんな日々の小さな発見が積み重なって生きがいになる」と話し、「脱“生きがいスルー”アプローチ5選」として以下を提案しています。

・いろんな人と話してみよう
・できたことに目を向けよう
・生まれる気持ちを書き出してみよう
・ポジティブに言い換えてみよう
・いつもと違う行動をしてみよう

「#生きがいってなんだろう」プロジェクト特設サイト:
https://www.sonylife.co.jp/land/ikigai-nandarou/

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