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“人が消える山”に向かう二人、響き渡る不穏な音楽 『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』本編映像[ホラー通信]


映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の本編映像が初解禁され、ホラーファンの注目を集めています。近藤亮太監督が手掛けたこの作品は、「本当に怖いJホラー」として称賛され、『第2回日本ホラー映画大賞』で大賞を受賞しました。物語は、主人公の敬太が失踪した弟の過去と向き合うことから始まり、古びた張り紙が残る山へと向かう場面が公開されました。音楽はTejeが担当し、静かで不気味な雰囲気を醸し出しています。公開は2025年1月24日を予定しており、観客の期待が高まっています。

1月25日より公開される映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』より、本編映像が初解禁されている。

「第2回日本ホラー映画大賞」で大賞を受賞した近藤亮太監督による本作は、“本当に怖いJホラー”を目指して作られた一作。幼い頃に一緒に遊んでいた弟が行方不明になった過去を持つ主人公・敬太(杉田雷麟)のもとに、弟が失踪する瞬間を映したビデオテープが届き、忌まわしい過去と対峙することになる。

解禁されたのは、敬太と同居人の司(平井亜門)が、かつて弟・日向が姿を消した山へと向かうシーン。二人が山道の入口にたどり着くと、そには今なお日向の行方を探す古びた張り紙が残っていた。二人に話しかけてきたお爺さんは行方不明の日向について「山で一度姿を見つけたことがあるんだよ」と言い、驚く敬太に向かって「あの子はずっとかくれんぼしているんじゃないのかな。そう思った方が幸せだよ」と意味深な言葉を投げかける。

敬太と司が山に近付くにつれ、静かに響き渡る不穏な音楽に耳を傾けてほしい。観客の深層心理に働きかけてじわりと不安を掻き立てるような本作の音楽は、アーティストで作曲家のTejeが手掛けた。近藤監督は「安里麻里監督の『アンダー・ユア・ベッド』(19)の音楽がとても好きで、いつかお願いしたいと思っていた」と言い、念願のオファーとなった。本作ではテーマ的なメロディ音楽ではなく、場面に沿ったミニマルな音を採用。ホラー映画らしい効果音なども避け、観客を静かで不気味な物語に没入させている。

『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』
2025年1月24日(金)全国公開

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