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東京国立博物館は、150年を超える歴史を持つ日本で最も長い歴史を持つ博物館として、文化財の保護と展示を通じて国内外に日本の文化を伝えている。そんな伝統ある博物館が、「共に創る最先端ミュージアム」を新たなビジョンの中で掲げた。また、未来を担う子どもたちを対象としたスペース「あそびば☺とーはく!」を12月8日まで開催している。今回はその体験レポートを通して、文化財を「遊びながら学ぶ」新しい博物館の取り組みをみなさんにご紹介する。
東京国立博物館「TOHAKU GALA」開催!
日本で最も長い歴史を持つ博物館といわれる東京国立博物館。その歴史はなんと1872年に遡り、150年を超える歩みの中で、日本の文化財を次世代へと受け継ぐための“守り人”としての役割を担ってきた。
まさに伝統と歴史が重なる“文化の殿堂”ともいえる博物館が、過去を伝えるだけでなく、未来を担う子どもたちに文化を体験させ、楽しんでもらうという新しい方向へと歩みを進めている。
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今回取り組みの一つとして、文化財を未来に継承し、さまざまな施策の実現に向けた支援の輪を広げることを目的とし、初の試みとして東京国立博物館「TOHAKU GALA」が開催された。
東京国立博物館館長の藤原誠氏が登壇し、東京国立博物館2038ビジョンと題したプレゼンテーションが行われた。そこで語られたのは「諸外国との連携を強め、国際的な文化交流のハブとしてのリーダーシップを発揮し、“最先端のミュージアム”を目指していきたい。また、子ども向けの取り組みを注視するとともにユニバーサルデザインの推進によって、子供から高齢者、障害のある方、外国人の方など、すべての方々に親しみやすい博物館にしていきたい」という意気込み。
未来の文化の交差点としての役割を果たしていくため、国内外の人々が交流できる場、次世代を担う子どもたちが親しむ場として進化する取り組みに、期待が高まる。
“遊んで学べる博物館”「あそびば☺とーはく!」が子どもたちの好奇心を刺激する
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現在開催中の「あそびば☺とーはく!」では、全長12メートルの前方後円墳「とーはく古墳」や宝探しができる「こども遺跡」など、ワクワクが詰まった体験エリアが盛りだくさん!
博物館といえば“静かにしなくてはいけない堅苦しい場所”というイメージがある中で、この「あそびば☺とーはく!」は、子どもたちが思う存分楽しめる場所として工夫が施されている。
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一番人気は、考古学者になった気持ちで隠された遺跡を発掘する「子ども遺跡」だ。
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150冊以上の本が並ぶ「リラックスエリア」では、選りすぐりの絵本が日本語だけでなく、英語や韓国語など多言語で用意されており、子どもたちは好きな本を読んでリラックスできる。
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お絵描きや色塗りのコーナーでは、口に入れても大丈夫なクレヨンもあり、幼児でも安心して思う存分楽しむことが可能だ。
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そして、遊んだ後は一番楽しかった場所についてなど、子ども向けのアンケートがあり、好きな場所をシールで教えてくれる仕組みも。子ども自身が感じた楽しさを表現できる工夫がいっぱい詰まっている。
東京国立博物館が生み出す新たな文化体験は、これまでの“学び”の場に加えて“遊び”と“体験”を融合させたもの。
この秋、子ども大人も一緒に楽しめる新しい博物館体験、「あそびば☺とーはく!」で、遊びながら学ぶワクワクの1日を過ごしてみてはいかがだろうか。
「あそびば☺とーはく!」概要
会期:2024年11月8日(金)~12月8日(日) 10:00~16:45 (最終入場16:30)
会場:東京国立博物館 本館特別 5室
料金:無料(高校生を除く18歳以上70歳未満の方は当日の総合文化展観覧料一般1,000円、 大学生500円が必要)
休館日:月曜日
※土日は要予約
予約サイト:https://airwait.jp/WCSP/storeDetail/?storeNo=AKR8523201735
詳細は公式ウェブサイトをご覧ください
https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=11142