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世界中で愛される、映画『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』シリーズの制作の舞台裏を体験できる、「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京– メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(以下、スタジオツアー東京)。巨大なセットやプロップ、映像技法など様々な魅力的なコンテンツが展示されていますが、「衣装」も大きな要素の一つ。
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スタジオツアー公式X&インスタグラムでの初の写真投稿キャンペーン「コスプレアワード2024」が開催され、10月25日(金)にホグワーツの大広間にて本キャンペーンの最優秀賞に選ばれた参加者の表彰式を実施しました。
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その様子を、十束おとは(@totsuka_otoha)さんとともにレポートします!
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表彰式には、映画『ハリー・ポッター』シリーズの衣装チームで活躍し、本キャンペーンの審査員として参加したコスチューム・デザイナーのローラン・ガンシー氏(以下、ローラン氏)が来場。
スタジオツアー東京に展示されているコスチュームの中で、特に注目してもらいところを聞かれると、「ダンブルドアの衣装です。ダンブルドアの衣装には非常に細かい刺繍が施されており、その繊細さをガラス越しではなく、間近でしっかりと見ることができるのも、このツアーの大きな魅力の一つです。また、本日皆様が身に着けているコスチュームにも、それぞれの工夫と努力が感じられ、非常に感動しています」と回答。
そして、映画『ハリー・ポッター』シリーズに携わる中で、最も印象に残っているエピソードについては、「例えば、映画『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で、マージおばさんがどんどん膨らんでいくシーンのように、現在なら視覚効果を使用して制作するであろう場面も、実際に膨らんでいく俳優に合わせて衣装のサイズを何種類も用意し、実際に俳優に着せて撮影を行いました。このように、実写撮影にこだわって作っていることが、映画『ハリー・ポッター』シリーズの魅力的なポイントです」と当時の撮影エピソードを振り返ります。
ファンからの質問コーナーでは、「衣装制作に関して最も制作過程が難しかった衣装は何か」という質問に対して、「『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』の水中シーンが最も難しかったです。衣装が水に濡れると色味が濃くなるため、その点を考慮しながら試行錯誤を重ねて制作に挑みました」と回答し、ファンからは大きな拍手が贈られました。
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ファイナリストにノミネートされた20名の中から、「おもしろ賞」、「クリエイティブ賞」、「キャラクター再現賞」の3つの最優秀賞、の受賞者を発表いたしました。映画『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズのキャラクターに扮したコスプレに身を包んだ約140名のファンと共に、最優秀賞に選ばれた3名を盛大にお祝い。最優秀賞を受賞した3名には、記念品としてローラン氏のサイン色紙とスタジオツアー東京オリジナルグッズが、ローラン氏自らの手で贈呈されました。
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非常に緻密にキャラクターを再現した作品に贈られる「キャラクター再現部門」では映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズの主人公ニュート・スキャマンダーに扮した、サクさん(@888saku888)が受賞。9と4分の3番線のセットに立つと本人の様です!
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おとはさんもその再現度の高さにビックリ!
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トランクの中も、映画さながらにマグル用に見せる上部と、下部に分かれているこだわり。魔法省へ入るパスもしっかり入っていました。
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表彰式後には9と3/4番線にてアフターパーティーが開催され、キャラクターのコスプレに身を包んだファンとローラン氏はコスチューム談義に花を咲かせ、歓談の時間を楽しみました。
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スタジオツアー東京では、魔法ワールドの素晴らしい衣装へのこだわりや秘密についての展示が大充実!ぜひ遊びに行ってみてくださいね。
撮影:SAKI.L、十束おとは