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台湾俳優ツァオ・ヨウニン来日インタビュー「もっと日台共同制作の作品が生まれていくチャンスが増えたら」「TAIWAN MOVIE WEEK(台湾映像週間)」開催


台湾のトップ俳優ツァオ・ヨウニンが、「TAIWAN MOVIE WEEK(台湾映像週間)」の開催に合わせて日本を訪問した。このイベントでは、彼の主演映画『夏日的檸檬草』が上映され、トークイベントも行われた。ツァオは、日本と台湾の共同制作がさらに進むことを望んでおり、是枝裕和監督の作品に特に関心を持っていることを明かした。彼のデビュー作『KANO~1931 海の向こうの甲子園~』が日台で大きな反響を呼んだことに感謝し、今後も日本と台湾の映画業界間の協力を深めたいと語った。「TAIWAN MOVIE WEEK」は、台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシーによるもので、10月26日まで開催されている。

台湾の人気俳優ツァオ・ヨウニンが、台湾の人気映画・ドラマ11作を一挙に上映する「TAIWAN MOVIE WEEK(台湾映像週間)」に併せて来日した。10月26日(土)まで開催中だ。

上映作品にはツァオ主演の『夏日的檸檬草』(24年8月台湾公開・日本未公開)もあり、10月17日(木)には『夏日的檸檬草』上映&トークイベントを開催。台湾エンタメ最前線のホットな話題も飛び出した。

そのイベント登壇前にツァオ・ヨウニン本人にインタビュー。同映像祭のことをはじめ、節目を迎えた心境などを聞いた。

前日の夜に日本に到着したばかりだが、快く取材に応じたツァオは「とてもうれしいです」と来日した心境を明かす。「『KANO~1931 海の向こうの甲子園~』(14)で大阪の映画祭におじゃまして、以来何度か日本に来ていますが、この映画のおかげなんです」と感謝。日台に大きな感動の渦を巻き起こしたデビュー作は、ツァオにとっても特別だ。

そして「TAIWAN MOVIE WEEK(台湾映像週間)」については、「素晴らしいイベントです」と応援するツァオ。「ここ数年台湾で撮影された作品が日本で上映されてうれしいですし、これを機会にもっと日台共同制作の作品が生まれていくチャンスが増えたらいいなとも思っています」。

気になる日本の映画監督は是枝裕和監督だと言い、「是枝さんの作品は日常を生きる人々の普通の生活にスポットライトを当て、細かく語られています。そこが気に入っています」とその作品の魅力を解説。また俳優については、松坂桃李、國村隼、かつて共演した永瀬正敏の名前を挙げた。

『KANO~1931 海の向こうの甲子園~』(14)から俳優デビュー10周年。俳優業にますます意欲がわいているというツァオは、「台湾の映画に今後も注目してほしいと思いますし、日本と台湾の共同制作の機会をいただけたらぜひまた日本に来たいです」とメッセージを日本のファンに贈った。

《「TAIWAN MOVIE WEEK」概要 》

■タイトル:「TAIWAN MOVIE WEEK」
■主催:台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(TAICCA)
■開催期間:10月17日(木)より10月26日(土)まで
■公式HP: https://thetv.jp/feature/taicca/

●「台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(TAICCA)」概要

台湾・文化部(文科省に相当)のもとに2019年に創設された「台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(Taiwan Creative Content Agency)」(通称TAICCA)は、台湾文化コンテンツの産業化、国際化を促進する独立行政法人。TAICCAは国際共同制作資金、コンテンツ開発支援投資資金などの産業促進プランを用意しており、民間と協業しながら台湾発の文化コンテンツをサポート。ドラマ、映画、音楽、出版、アニメ、ゲーム、コミック、ファッションデザインから文化的テクノロジー応用まで、あらゆる台湾発の文化的コンテンツを支援し、またそのコンテンツの普及と、ビジネスの活性化を目的に活動している。

(執筆者: ときたたかし)

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