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映画『マンガ家、堀マモル』桃果インタビュー 俳優を志したきっかけは大好きなドラマ「たくさん救われてきました」


今最も旬な俳優・山下幸輝を主演に迎え、 描けなくなってしまった新人漫画家・堀マモルの前に、3人の幽霊が現れたことから巻き起こる様々な出来事が、 過去と現在そして未来を繋ぐ物語、映画『マンガ家、堀マモル』(配給:ナカチカピクチャーズ)が公開中です。

シンガーソングライターであるsetaが原作を紡いだ、オリジナルの物語を、 レジェンド声優・内海賢二のドキュメンタリー映画『その声のあなたへ』や、横浜流星主演の短編映画『MIMI』の榊原有佑、 本作が初監督となる武桜子、若手映画作家育成プロジェクト「光はどこにある」、 オムニバス映画プロジェクトMothers『だめだし』、短編映画『紡ぐ』の野田麗未の3人が監督を務めた本作。主人公・堀マモルの幼馴染、佐倉春を演じた桃果さんにお話を伺いました!

――本作とても楽しく拝見させていただきました。見どころはたくさんありますが、まずとても暖かい作品だなあと思いました。

ありがとうございます。お話に幽霊が出てくると聞いたのでコメディ要素もあるのかな?と想像していたのですが、想像と違ってとても暖かい作品で大好きになりました。現場もとにかく暖かかったんです。カチッと決めたことを撮影していくというよりは、その場で思ったこともちゃんと言い合えるし、キャスト、スタッフさんたちの中に一体感があって。大好きな現場だったので、撮影が終わる頃は色々な思い出が蘇ってきてグッときてしまいました。
最初に、setaさん(原作/主題歌)や武監督と「一緒に作品をやりたいね」とお話させていただいた時には短編作品は配信のショートドラマの様な形式を想像していたので、こうやって長編映画になって全国の劇場で皆さんに観ていただけることが嬉しいです。

――現場の素敵な空気感が作品からも滲み出ていました。桃果さんが演じた春というキャラクターへの印象を教えてください。

春は主人公・堀マモルの幼なじみで、小学生の頃からずっと一緒に漫画を描いてきた仲間です。基本的には明るくて元気で、マモルを引っ張ったり背中を押したりするようなしっかり者ですが、強がってしまう部分もあったりする女の子です。マモルを「しっかりしなさい!」と励ましていく役で、そこに愛があるから素敵なんですよね。その愛は恋愛ではないのですが、マモルのことを本当に大切に思っていると伝わる様に演じたいと思いました。

――二人の関係が本当に素敵ですよね。

マモルと春の間には、他の人にはない特別な時間が流れているなと私も感じました。マモルとの間だからこそ、春が素でいられる部分があったり、マモルも春だからこそ言えることがあったりする。撮影に入る前から「マモルには変に気を遣ったりせず、とにかくラフで自然体でいよう」と心がけていました。

――マモルを演じた山下幸輝さんの印象はいかがですか?

本読みで初めましてだったんですけど、それまでは春をどう演じようとか決まっていなくて、不安な気持ちがあったんですね。でも、本読みで山下さんに会った時にすごく安心しました。春が見えたというか、山下さんがマモルを演じるなら自然にハルになれるなと思えたんです。笑顔が素敵で、愛らしさとかかわいさとかが本当にそのまま「堀マモル」でした。山下さんが笑うとみんながほっこり出来るし、その雰囲気にたくさん助けられていました。

――愛らしくて、ちょっと抜けてて、憎めなくてという絶妙な空気間を作られていましたよね。

山下さんのお芝居の一つ一つが心に入ってくるから、こちらの感情も動くというか、ご一緒してたくさん学ぶところがありましたし、現場でも御礼はたくさん伝えていました。河川敷でのマモルと春のシーンがすごく好きで、特にみんなが一丸となって集中したところなんですけど、マモルのセリフを聞いてこちらも思ってもいなかった感情が出たり、たくさんの発見がありました。自分の中でも納得のいくお芝居が出来て、色々な「ありがとう」を山下さんに伝えられたシーンでした。

――素敵なシーンをありがとうございました。桃果さんは、マモルにとってのマンガの様な、夢中になっていたことはどんなことですか?

スカウトしていただいたのですが、雑誌「ニコプチ」のモデルが決まってからは芸能界一本に専念し、せっかくこの業界にいるのだったらお芝居をやりたいと思いました。私はドラマを観ることが大好きで、挫けた時、落ちた時もドラマのセリフに救われていました。どんな時でもドラマを観たら元気が出て、たくさん救われてきたので、役者さんってすごいなと思ったこともお芝居をやりたいと思ったきっかけです。

――どんなドラマをよくご覧になっていたのですが?

「救命病棟24時」とか「コードブルー」とかお仕事系の作品が特に好きでした。「ブザービート」「花より男子」もドンピシャ世代で夢中になっていました。

――今は桃果さんがお芝居で皆さんのことを元気にする側になっていて素敵ですね。

自身悩んでいることがあったのですが、この作品に救われた事もあり、参加出来て心から良かったと思います。そのたくさんの感謝の気持ちを映画を通して皆さんにも伝わっていたら嬉しいです。

――これからはどんなことに挑戦していきたいですか?

役のために何かに取り組むということももちろんですが、経験が大切なお仕事だと思うので、常日頃から勉強をしていきたいです。死ぬまでにとにかくやりたいことをやりたくて、今韓国語を勉強しているのですが、海外でお仕事するためには英語も勉強しなくちゃと思っています。オフの時間は全て勉強や自分の成長のために使いたいです。

――今後のご活躍も楽しみにしていますね。今日は本当に素敵なお話をありがとうございました!

撮影:たむらとも


『マンガ家、堀マモル』

【キャスト】 ⼭下幸輝 桃果 宇陽⼤輝 斎藤汰鷹 ⽵原千代 岡部たかし 坂井真紀 三浦貴⼤ 占部房⼦ ⽵中直⼈
【監督】 榊原有佑 武桜⼦ 野⽥麗未
【原作】seta
【主題歌】seta「さよなら僕ら」https://linkcloud.mu/a2418d49
【エンディングテーマ】槇原敬之「うるさくて愛おしいこの世界に」https://ssm.lnk.to/uiks
【配給】 ナカチカピクチャーズ
【コピーライト】©2024「マンガ家、堀マモル」製作委員会
【公式サイト】 https://mangaka-horimamoru.com
【公式X】 https://twitter.com/hori_mamoru
【公式TikTok】 https://www.tiktok.com/@hori_mamoru

ストーリー
新⼈賞を獲って以来、描きたいものがなくなり、休載中の漫画家・堀マモル。
苦悩するマモルの部屋に突如、幽霊の海・樹・愛が現れ、「漫画を描かせてあげる」と⾔う。
⼩学⽣の海は⺟にさみしいと⾔い出せなかった想いを。
中学⽣の樹は周りにうまくなじめず孤独を感じていた⾃分を救ってくれた教師への想いを。
⾼校⽣の愛は⼀緒に夢をかなえようと誓った友への想いを語り、
彼らの話をマモルは3篇の漫画に描き上げていく。
そしてマモルはいつしか、⼤切なひと・春との別れや果たせなかった約束…⼼の奥底にしまっていた過去と向き合い始めるー
3⼈の幽霊はなぜマモルの前に現れたのか︖
⾃分をごまかしながら⽣きてきたマモルがたどり着いた真実とはー

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