Netflixが企画・製作をしたNetflixシリーズ「忍びの家 House of Ninjas」が独占配信中です。現代に生きる最後の忍び家族を描いた完全オリジナルストーリー。 スリリングな物語のなかで、スタイリッシュな忍者アクションや家族ドラマも紡がれ、これまでにないまったく新しい忍者ドラマとして国内外で多くの支持を集めています。
本作で女忍者・あやめを圧倒的な存在感で演じているのが仲万美さん。俳優として活躍する仲さんに「忍びの家 House of Ninjas」についてはもちろん、ご自身の“推し”についてまでお話を伺いました!
――「忍びの家 House of Ninjas」が世界中で大ヒットしていますね。仲さんが演じた・あやめにも大きな注目が集まっています。
賀来(賢人)くんが主演と共同プロデュースを務めて、キャスト陣には名だたる方たちがたくさんいて、スタッフさんも超一流の方ばかりで。私も撮影段階からとても面白い作品になると確信していたのですが、やっぱり配信されるまではドキドキしていました。なので、色々な国でランクインするなど好評でとても嬉しいです!
――海外の方からの人気もすごいですね!
ありがたいです。眉毛が全く無い人なんて基本的に周りにいないじゃないですか。それはインパクト強いよね!と思いますね。撮影中は、私自身も眉毛ない状態で普通に生活してるんですよ。電車乗るんですけど、周り人いないですもん(笑)。みんな避けますから。あやめもきっとこうだったんだろうなって。
――どういう経緯で出演が決まったのですか?
オーディションです。2年前くらいに参加したのですが、大体のストーリーと、Netflixさんで配信されるのは教えていただいたんですが、ここまで大きい作品だとは思っていなかったんです。
――オーディションではどんなことをしたのですか?アクションなども?
20~30人ぐらい女性がいて、最初にお芝居の審査をやって、次にアクションの審査に移りました。その場でアクション部の方から殺陣を幾つか教えてくださって、それを実際にやるんですが、その場にはデイヴ・ボイル監督もいらっしゃいました。
一緒に参加した女性たちが「キックボクシングが趣味です」とか、「こういう作品で殺陣をやってました」と一人ひとりアピールされていたのですが、私だけ「ダンスしかしたことがなくて、他は経験ないです!」とハッキリ笑顔で伝えました。
そこから、「スタジオの端から端まで走ってください」とか、「走った最後には飛び切りしてください」とか、そういう感じでしたね。素手のアクションをやってから、実際刀を持ってみましょうと道具も使ったりして。すごく楽しみながらやらせていただきました。もちろん緊張もしていたのですが、それよりも楽しさが勝って「楽しい〜!」って声に出していましたね(笑)。
――合格を聞いた時にはどの様なお気持ちでしたか?
まず、合格ですと言われて「やばい」。改めてNetflixだよなと思い「やばい」。私はアニメが好きなので忍者をテーマにした作品に出られるといことに対しても「やばい」。頑張らなきゃと強く強く思いました。それから作品の詳細を頂いたのですが、叫びました。多分ご近所さんに聞かれていたと思います。そのくらい大きな声が出ちゃって。そこから緊張も自信もなくなっちゃって、ひたすら「どうしよう」という感じでした。知らぬが仏とはよく言ったもので、詳細が分からなかったからあんなに伸び伸びと演技が出来たんだなって。
――あやめというキャラクターにはどんな印象を受けましたか。
忠誠心はあるけど、冷徹でミステリアスですよね。過去を辿ると「あやめがどうしてこうなったのか」という理由もあって、ちゃんと人間なんだなと感じました。悪役といえども、自分の中に正義はあるというのも考えさせられましたね。
今まで私がやらせていただいた役が普通の女の子というか、闇をちょっと抱えていたとしても等身大の女性だったので、こういったヴィラン役というのも初めてで。難しかったけれど楽しかったです。
――あやめが一番過去をもっと掘り下げて欲しいですし、個人的にスピンオフ希望です!
本当ですか!嬉しい。ぜひ、そんなことがあったらいいですねえ〜!(笑)
――たくさんあると思うのですが、一番難しかったことはどんなことですか?
豪華な共演者の皆さんに囲まれて、緊張しないようにすることが一番大変でした。私は以前より山田孝之さんのファンで、一番間近でお芝居を見ることにすごく緊張しましたし、足を引っ張らないようにしようと必死でした。でも山田くんが気さくに話しかけてくれました。常に周りのことを見ていらっしゃって、すごく優しい方で感謝の気持ちでいっぱいです。
賀来くんとは現場でも色々な話をして。雑談もたくさんしましたし、お芝居についても「万美の殺陣すごいよ!!」みたいな感じで、たくさん褒めてくれて。主演だけでなくプロデューサーとしての役割もあってやることがたくさんある中、本当に優しかったですね。大尊敬しています。
――クランクアップの時は寂しかったのではないですか?
泣きましたね。楽しかったのは本心ですけれど、正直怖かったんですよ。初めての経験のことが多かったし、豪華な出演者の方たちの中で、無名が1人で、皆さんの期待外れだったらどうしようって不安はずっとあったので。でも、最後に監督と賀来くんが「万美があやめで良かった」と言ってくれて、ぶわああああって泣きました。
――素晴らしい皆さんですね…!こうして素敵な作品に出て、ご家族など周りの方も喜んでいらっしゃると思います。
実家が近いんですけど、実家帰ると必ず「忍びの家 House of Ninjas」が流れているんです(笑)。ずーっと観てくれているみたいで、本当に喜んでくれていますし、私も嬉しいです。
――先ほどアニメがお好きだとおっしゃっていましたが、忍者のアニメといえば『NARUTO』ですね。
『NARUTO』は世代なのでやっぱり大好きで。撮影でも走るシーンの時に「ナルトたちはこういう走り方だよな」って考えたり。クラブでやっているアニソンイベントとか1人で ふらっと遊びに行っちゃうぐらい好きなんですよ。『週刊少年ジャンプ』とか少年系が好きなので、この作品の様に戦いがあるともう燃えちゃいます。
――ちなみに一推しはいらっしゃるんですか?
『ONE PIECE』がもう本当にずっと好きで、家にもフィギュアがずらりです。推しは…トラファルガー・ローです!本当にカッコいいですね。『ONE PIECE』も原作がもう佳境なので毎週ドキドキで…終わるの嫌です!最終回の日は国民の祝日にして欲しいです。
――Netflixで「ONE PIECE」が実写化されていますし、「忍びの家 House of Ninjas」とはNetflixファミリーということで…!
やばいです!もうそれだけで嬉しい(涙)。Netflixを開いた方が、「忍びの家 House of Ninjas」と「ONE PIECE」を一緒に観てくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
――最高の推しトークをありがとうございます!最後に、今日お話させていただいて、タトゥーがとても素敵ですね。
ありがとうございます!首元のタトゥーは、太陽になりたくて太陽のデザインをしています。みんな誰かの太陽だし、私も誰かの太陽になりたいなと思って入れています。大事なお仕事や節目があった時に、記念にタトゥーを入れていて、今「忍びの家 House of Ninjas」のデザインを考えています。決まったら監督やスタッフさんにご報告・ご相談してから入れるので、私も楽しみです。
――ぜひSNSにアップしていただけたら嬉しいです!今日は素敵なお話をありがとうございました。
撮影:たむらとも